がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

京都・大文字山

お休みです。快晴です。って事で当然「山行」だあ!…と朝から息巻いた割にはさて何処に行こうかと迷っているうちに微妙に時間は過ぎて正午前。でまあそんなに遠方ではない所で…と、例のガイド本から京都の大文字山をチョイス。はい、あの「送り火」で有名な大文字山ですよ。標高466メートル。で、ガイド本指定の出発点であります京都の山科駅に。そこからまずは「毘沙門堂」へと向かいます。



で、毘沙門堂に到着。初めて訪れましたがなかなか良い名刹ですよ。そしてその毘沙門堂の左手の登山口から登れというガイド本の指示に従って相変わらず幾度か間違えつつ不安になりながらもガイド本記載の道順を正確に辿りながらようやく指定する登山口に到着…したのです。いや、したはずなのです。ちなみにそのガイド本には、『テープと踏み跡が頼りなので、しっかり確認して取り付く。』と書かれてあるので、少しわかりにくい登山口なのかなあ…と思ってはいたのですが、辿り着いたその眼前にはにわかに信じられない光景が。



いやーこれじゃあよくわからないかもしれませんが、斜面上方から細長い道らしき踏み跡が上に続いてはいるものの、こりゃまるで「けもの道」ですよ。でも確かに2本の細長い木の枝には赤いテープが結びつけられている。え?ガイド本に記載の登山口って本当にコレなの?と疑いつつどう考えてみてもコレがガイド本記載の「取付口」っぽい。で、しばらく悩みましたがええい!行けばわかるさって事で思い切って突入してみると…



こんな感じの細い登山道が延々と。まあ確かに踏み跡ははっきりと残っているので登山道なのでしょうけど。で、立ちはだかる藪や蜘蛛の巣をかき分けて登れども一向に次のポイントらしき場所に辿り着かない。道中に道標も見当たらず「ああ、こりゃ道を間違えたのかも。でも今更戻る訳にも。うわあ、どうしよう…」と焦りながらも突き進んでいくと突然まともな「登山道」に合流。そしてその先にこの道標を発見。



この道標を見つけた途端、「ああ、助かったあ…」と思ってしまいましたよ。でもってその後の登山道は、



こんな感じ。いやあ、これが「登山道」ですよ(笑)。やっぱこうじゃなくちゃあねえ。先程まで登っていた登山道とは大違い。んで、登山道を整備して下さった先達に感謝(笑)しつつ進んでいくと大文字山の山頂に到着です。



京都市街を一望出来ます。そしてその後はあの送り火の火床へと。


点在するこの部分に火をくべてあの「大」の文字を作っているのですねえ。でもこの場所が「大」の何処の部分なのかはさっぱりわかりませんでした。そしてその後はガイド本に従って銀閣寺横に出る登山道を下山。ちなみに、先に登った「けもの道登山道」では全く人とすれ違う事はありませんでしたが、下山中は数名のハイカーさんとすれ違いました。ああ、やっぱり行きの登山道はあまり使われていなかったのですなあ…と、改めてガイド本に少々むかつきながら無事に銀閣寺横に到着。


そして下山後のガイド本指定コースは琵琶湖疎水に沿って哲学の道を南禅寺方面に向かい京都地下鉄の蹴上駅がゴール。よっしゃガイド本のコースを制覇してやるぞ!と、琵琶湖疎水に沿って哲学の道を南禅寺方面に…進んだつもりがどうやら最後にまたまた道を間違えて疎水を逆に沿って進んだ結果、最終的にはお馴染みの京阪出町柳駅から帰宅いたしました。ああ、何だかガイド本に翻弄された今回の山行です。