がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

兵庫・虚空蔵山

お休みです。しかしどうやら天気は下り坂みたい。でも日中は雨は降らなさそうな天気予報でしたので山行決行を決定っす。で、選んだ山は兵庫県は三田市にある「虚空蔵山」と言う山ございます。標高596メートル。でもって11時前に家を出て、例のガイド本が指定する起点、JR福知山線藍本駅へと。山間ののどかな農村風景の中にある無人駅でございます。そこから少し歩いて舞鶴自動車道の脇にある登山口へ。それほど急坂も無い、良く整備された快適な登山道であります。で、そんな快適な登山道を登った先には虚空蔵寺のお堂が。



おそらく住職さんも常駐していないであろう無人のお寺。参拝客やハイカーさんの姿も無く、誠に静かでありましたよ。そしてこのお堂の右に続く登山道へと進んで山頂を目指します。今までの登山道とはちょっと違って、岩肌が露出した結構ワイルドな急坂になります。で、その急坂を登り切ると虚空蔵山の山頂に到着。



いやあ、今にも雨が降り出しそうな曇天で、眺望もへったくれもあったもんじゃあ無いなあ…と思っていた矢先に何とまあ、ポツポツと雨が落ち始めて来ました。ありゃまあ。



ちなみに山頂付近にはこんな感じの岩山らしい風景が。何だか枯山水みたいでエエ感じです…などとのんびりしている場合でも無く、雨が降り始めたので早々に下山開始。いやあ、思わぬ形で初の雨中下山を経験する事になってしまいました。下山コースは当然ガイド本記載のコースを。ところがこの下山コースが行きとは違って少々ワイルドな様相。普通でも大変そうな道を、雨が降る中下山する羽目になってしまった結果…いやあ、雨に濡れた坂道に足を取られてコケる事数回。もう格好悪いとか、恥ずかしいとか思っている場合ではありませんでしたなあ。てな感じで必死に雨中下山を。



ガイド本に記載された目印の鉄塔が目の前に現れるのがいつになく嬉しかったのです、もう早く下山したくて。でそんな「愛しの鉄塔」を真下から撮ってみたら結構面白い画像になりました。でここで新たな発見も。森の中の登山道では木が傘の役目をして雨を余り感じないのですよ。周りが切り開かれた鉄塔付近に来ると雨の勢いが急に変わったので気が付いたのですよ!…ってそんな呑気な事を思っている場合では無く、必死に下山。衣服もそこそこ濡れそぼっておりました。



そしてようやく下山地点の目印である池に到着。嬉しさのためか、雨の中のこの池がやけに綺麗に見えました。そしてそこから終点のJR福知山線の草野駅へ。靴は泥まみれ、衣服はしっぽりと濡れそぼり、腕には気付かぬうちに軽いすり傷も。そして1度派手に滑った時に支えた左腕を少々ひねって左肩を捻挫したっぽい。…ってな「傷跡」を残した散々な「初雨中下山体験」でございました。でもって教訓!『雨天時の登山は危険なので止めましょう』ってまあ当然です。いやあ本当に濡れた山道は滑りやすくてめっちゃ危なかったですよ。でもまあ、良い経験をさせてもらったと言う事にしておきます。