がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

大阪・金剛山

お休みです。快晴です。やる事無い(笑)です。と言う事で「山行」っす。でもって本日は先般断念した『俺を呼んでいる山』および『大阪府ハイカーのメッカ』でありますところの「金剛山」へ。標高1,125メートル。大阪府最高峰。うわ、何気に1,000メートル超え…と思いきや出発地点の登山口が標高650メートル付近。実際は標高差500メートル程度の山行なのでした。でもって登山口に向かうバスに乗り遅れないように、いつもの出勤時間よりも早く家を出発。南海高野線河内長野駅から金剛山ロープウェイ前行きのバスに乗車…したのですが平日にも関わらず、バックパックにトレッキングシューズという自分に似た格好のハイカーさんがいっぱい。ただし明らかに自分よりも「人生の先輩」とお見受けいたしました。そんなお歴々と共にバスに乗り込んでいくとあっという間に満席。席に座れず立った状態にてカーブだらけの山道を登山口まで30分間のバス旅です。いやーこれが微妙にキツいのです。さすが「大阪ハイカーのメッカ」金剛山ですなあ…と妙に納得しているとガイド本指定の出発地点、金剛山ロープウェイ前に到着。ちなみに先程のお歴々ハイカーさんは1つ手前の「金剛登山口」停留所でバスを降りていかれました。金剛山登山道の本道はここが起点らしいのです。はい、例のガイド本の起点はやはり微妙にひねくれているのでした。



バスを降りると早速綺麗な紅葉がお出迎え。いやあ、紅葉真っ盛りです。で、一緒にバスを降りた方々がロープウェイ乗り場へと向かう中、私だけがガイド本指定の登山口である林道へと。先にも後にもその林道に向かう人は無く、案の定私だけなのでありました。ああ、例のガイド本らしい穴場コースなのですね。そしてその「穴場コース」であります林道ってのはコンクリートで舗装された坂が延々と続く道。多分伐採した樹木をトラックで運び出す為の道なのでしょう、純粋に。途中にひと息入れられるような平坦部分など一切ありませんでした。周りも木々に囲まれて眺望も一切無し。振り返ってみればここが今回最大の難所だったのかもしれません。舗装されているので足元が危ないとか言う事は無く、ひたすら登り詰める事約30分。ああもうあかん、休憩しようと思ったところでようやくその坂道は終わりを告げ、久留野峠に到着。「ダイヤモンドトレイル」と言う尾根伝いの登山道に合流です。良く整備された登山道。緩やかなアップダウンを時折開ける眺望を横目に気持ち良く進みました。いやあ、先程の林道とは大違いですよ。



徐々に他のハイカーさんとすれ違う事が多くなったなあ…と思っていたらピクニック広場と言う場所に到着。そこにある展望台へ登って快晴の中での眺望を楽しみました。いやあ、気持ちが良い。そしてその後は金剛山頂方面へ。平日なのにすれ違うハイカーさんもいっぱい。今までの平日山行とは大違い。改めて金剛山の「メッカ」ぶりを実感いたしました。そしてしばらくすると遂に金剛山頂に到着です。



「おお、これがかの大阪ハイカーのメッカ、金剛山の山頂なのですねえ…」などと言う感動は特段無く、デカデカと「金剛山頂」と書かれた道標に圧倒されてしまったのでありました。でもこの道標のある広場からの眺望はさすがに絶景。そしてその広場を行き交うハイカーさんの数にも圧倒されました。おお、さすが「大阪ハイカーのメッカ」金剛山…ってもういいか。てな感じでしばし山頂を徘徊した後、下山は「千早本道」と言う金剛山登山道の本道を下山。いやあ、非常に整備されたいや、整備され尽くした登山道です。これだけ整備された登山道なので、例のガイド本の著者には物足りなさがあったのかもしれませぬ。で、登りにはあの林道をチョイスしやがった(失礼)のかも知れません。



んで、そんな整備された登山道をすいすいと下山してしまった結果、ゴール地点の金剛登山口バス停に到着してみれば次のバスは40分後。てな訳でバスを待つ間、付近の千早神社に行ってみる事に。境内の紅葉が綺麗でしたよ。そしてしばらく時間をつぶした後バス停に戻ってみると同じく下山したハイカーさんが。でようやく1時間に1本のバスが到着…してみたら、前のロープウェイ前にてすでに満席状態。しかしそのバスをスルーする訳にもいかないので、行きより厳しい状況でバスに乗り込み山道を揺られる事30分。ようやく河内長野駅に到着した頃にはもう汗だく。山行本体よりも往復のバスが疲れましたな。いやあ、さすが「メッカ」ですなあ。