がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

兵庫・中山

昨晩の夜更かしが微妙に影響した結果、起きてみれば久々に午前9時前。おまけに微妙に二日酔い。ああ、休みで良かったあ…と思いつつ窓越しに広がる外界の天気は本日も見事な秋晴れ?冬晴れ?まあどっちでも良いですけど快晴でありました。となればやっぱり山行すべきだよなあって事で、ちょいと遅めの出発だから残り少なくなった近場の山を…って経緯にて今回は兵庫は宝塚市にある「中山」と言うまるで人名みたいな山を例のガイド本からチョイス。標高は478メートルであります。んで、微妙に遅めの11時頃に出発して阪急は宝塚線中山駅へ。駅のすぐ近くにある出発地点の「中山寺」へと向かいます。



これがその出発地点でありますところの「中山寺」です。ちなみにこのお寺は安産祈願で有名なお寺なのだとか。いやあ、私にとっては全く無縁なお寺ですなあ。「山行とかが目的では無い限り、この中山寺に来る事は無かったのかもなあ…」などと思いつつ、本堂前を通って登山道である「中山寺奥之院」への参道へと進みます。で、石段造りの参道をしばらく登ると中山寺奥之院に到着。ここで名物の湧き水、その名も「大悲水」と言う何とも悲しげな名前の湧き水を一口だけいただいた後に、そこから奥へと延びる登山道へと進みます。先程の参道とは違って石造りじゃあ無い普通の登山道ですが、よく整備された登山道。で、程なくすると緩やかな尾根道になるのですけどこの尾根道には街中でもよく見かけるような金網状のフェンスが延々と取り付けられておりました。こんな感じ。



まあ、この登山道がよく整備されている証拠なのですけど、周りを木々に囲まれて眺望も無いので、山の上の尾根道じゃあ無くて、街中の公園を散歩しているような、そんな変な錯覚をしてしまいそうでしたよ。んで、そんな尾根道を進んでいくと中山の山頂広場に到着です。山頂からの眺望はこんな感じ。



眼下にはゴルフ場が。いやあ、快晴ですからなかなか気持ちの良い眺めです。こんな気持ちの良い眺望がある山頂広場にてしばしの休憩…と言う訳にはいきませんでした。快晴の土曜日って事でさすがにハイカーさん達がいっぱい。広場のあちこちで昼食の宴が繰り広げられておりました。てな訳でここでゆっくりする事も出来ず、早々に下山開始っす。で、下山はガイド本が指定する通りに先程登った登山道の反対側にある登山道を。この登山道、行きの参道とは大違いでなかなかの急坂コース。そんな急坂を慎重に下っていくと本日のコース最大の難所、ガイド本には『高低差100メートル以上の岩場の急下り。ロープも張られた危険地帯。慎重に下る。』と記載されている地点に到達。んで、実際の岩場を目の前にした途端…怖さを超えて思わず笑いが込み上げて来て、「こんなんほとんどロック・クライミングやないか〜い!」と、髭男爵ばりのつっこみをしてしまいましたよ。でも今更引き返す訳にもいかず、おまけに先を行く明らかに自分より年配のハイカーさんが、張られているロープも使わずに下って行くのを見て、思い切ってその難所に突入であります。



こんな感じっす。いやあ、アングルの加減とかで大袈裟に見えるかもしれませんけど、大体こんな感じ。両手でロープを掴んでほぼロック・クライミング状態で下りました。でもって怖さ半分ながらも何だかやけに楽しくなって、そんな事している場合じゃ無かったのですけど、その岩場を下っている途中で思わず記念撮影してしまったのでした。そしてそんな難所も何とか無事にクリアしたすぐその先は下山地点。てな感じで本日の山行はこれにて終了であります。いやあ、最後の最後でびびらされましたなあ。微妙に楽しかったけど、じゃあまたやりますか?って言われると…もう結構ですって感じですかな。