がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

三重・御在所岳

連休3日目。快晴の土曜日です。で、昨日大腸検査をしたばかりではありますが、前々から登ってみたかった山に向かう事に。鈴鹿山脈の主峰、御在所岳でございます。標高は1,210メートル。んで、登山口の「湯の山温泉」までは名古屋駅の名鉄バスセンターから発車する直通の高速バスを利用してみました。午前中のみ3便で、1時間に1便と言う便数の少ない高速バスなので、ひょっとしたら乗客でいっぱいかも…と思ったら、立派な観光バスに乗客は私を含めて10名以下。何だか貸し切りバス気分で1時間程度にて目的地の湯の山温泉に到着。いやあ、快適で楽ちんなアクセスでしたよ。んで、バス停を降りたら周辺には電車やマイカーで来られたハイカーさんのお姿があちこちに。流石、人気の山ですなあ。でもって今回もいつものようにガイド本のコピーを携帯してガイド本の記載コースをって事でガイド本にある「中道登山口」到着すると何やら立て看板に数名のハイカーさんが群がっておりました。で、その立て看板を見てみると、何とまあ、昨年の豪雨による土砂崩れのために一部通行止めまたは危険な状態になっているとの事。おまけにガイド本には帰路に指定されていた「裏道登山道」は通行止め。ありゃまあ。って訳でガイド本記載コースは諦めて、立て看板に通行可能とあった「一ノ谷新道」を登って「表登山道」を下る事に。で、早速その「一ノ谷新道」の登山口へと向かいます。



「一ノ谷新道」登山口にて。『中級者』向けコースらしい。ま、大丈夫でしょう…と軽い気分で山行開始っす。



ところがどっこい、早々に急峻な登山道がお出迎え。こんな「木の根ハシゴ」みたいなところをガシガシと登るとお次は岩場の急坂が…みたいな場面の連続で、両手を使っていわゆる『三点支持』にてよじ登らなきゃならないところが結構ありましたよ。「ひえー、これで中級ですかあ…」と思いつつも山頂を目指します。



でこの「一ノ谷新道」のほとんどは眺望の無い森の中。でも山頂に近づくとようやく眺望が。御在所岳名物の「奇岩群」が目を楽しませてくれます。



でもって約90分程度で山頂に到着!…ではなく山頂付近一帯に広がる公園の一角に飛び出します。はい、この御在所岳は山頂付近までロープウェイが通じていて、山頂付近一帯は冬にはスキー場にもなる「一大観光スポット」となっているのです。だからワイルドな登山道をえんやこらと登ってきたハイカーにとってはちょっと「興醒め」な山頂なのですけど、その代わりトイレや飲み物の自販機、さらにはレストランまで…と休憩するには誠に便利な施設がたくさんあるのですが。



山頂までの道はこんな感じでアスファルトの舗装道路。やっぱり微妙に興醒めっす。



で、そんな舗装道路をてくてく10分程度歩くと御在所岳の山頂広場に。山頂にはたいそうご立派な「一等三角点」様が鎮座あらされて居られるのでありました。…やけに仰々しくてちょっぴり失笑っす。で、そんな山頂公園にてたっぷりと休憩した後、当初の予定通り「表登山道」を下山開始。



でこの「表登山道」、『表』って言う位だから登りの「一ノ谷新道」とは違って緩やかで優しい登山道なのだろうなあ、登りで微妙にヘタってしまったので丁度良いだろうなあ…などと予想しつつその「表登山道」を下り始めたのですけど…完全な思い込みでありました。登りの「一ノ谷新道」とほぼ同レベルの急峻でワイルドな登山道でしたよ。こんな感じでトラロープが張られた岩場の沢道みたいな地点もちらほらと。



下山途中からお隣の鎌ヶ岳を望むの図。誠にかっくいーお姿の山であります。山行中、幾度かその尖った山頂のかっくいーお姿に見とれてしまいました。ちなみにこの鎌ヶ岳にも同じく湯の山温泉バス停から行く事が出来るそうですが、そのお姿から想像できるように結構急峻でハードな登山道だそうな。私にゃ、まだ無理かも。


で、そんなワイルドな表登山道をえんやこらと下って14時半頃に下山完了。帰りも行きと同様、今度は午後に3便走っている名鉄バスセンター行きの直通高速バスを利用。相変わらず立派な観光バスに10名以下の乗客と言う貸し切り状態でゆったり楽ちんな帰路でありました。てな感じの御在所岳山行でありました。