がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

実録!「思い込み」の恐怖!!

何じゃその大袈裟なタイトルは!って話ですが…ハイ、実は本日、転職活動で大失態をしでかしてしまいました。んでその「大失態」ってのを簡潔に言うと、
「約束をしていない会社に勝手に押し掛けて面接してもらって、約束をしていた会社の面接をすっぽかした」
と言う大失態をしでかしてしまったのでした。と言う事で、おおこりゃエエ「ブログネタ」が出来た!…もとい、この大失態を海より深く反省すべく、その詳細をこの場に記すといたします。


まず初期設定はハローワーク(以下ハロワ)にて。んで、前にも書いたかもしれませんけど、ハロワで求人に応募した場合は、

  • 求人検索機で求人データを検索
  • 応募したい求人データ(複数可)をプリントアウトして、「求人紹介」窓口へ
  • その場で「求人紹介」窓口の担当職員さんが、会社の担当者に電話して、
    • 募集状況
    • 応募の可否
    • 書類選考が無くていきなり面接からの場合は、面接日時の調整、決定

とまあ大体、こんな流れで進んで行きます。んで私は2社の求人に応募しました。以下、それぞれ「A社」、「B社」と呼ぶ事にします。そして両社は選考方法が、

  • A社→書類選考あり
  • B社→書類選考は無く、面接からスタート

と言った違いがありました。とまずコレが今回の悲劇(喜劇?)の基礎情報。さあいよいよその悲劇(喜劇)のストーリーの幕開けです。

●DAY1「不在」
担当職員さんの調整の結果、以下のような状況に。

  • A社→担当者在席で連絡が取れる。応募OK。書類選考するので、書類を郵送してくださいとの返事。
  • B社→担当者が不在で連絡取れず。担当者が戻り次第、携帯電話に連絡を入れて面接日時を決める事に。ただし、本日中に連絡が出来るかは不明で、連絡が後日になるかもしれない。

って事で、書類選考のあるA社には当日中に書類を郵送。そしてその日はB社からの連絡を待って、ひたすら携帯電話を握りしめていたのでありました。…でも結局、その日のうちに連絡は入りませんでした。折しも翌日からは「土、日、祝日」の3連休。てな事で、4日後の電話連絡を待つ事に。んで、ハロワの職員さんからは『今日中に電話が無かったら連休明けの4日後に連絡が入ると思うから携帯の方、注意しておいてくださいね。でもし、4日後の夕方頃まで待って、それでもまだ連絡が無かったら、自分からB社に電話を入れてみてください。』と言われていたのでした。

●DAY2-4「空白の3日間」
って事でその3連休中は当然、B社からの電話連絡は無し。A社からの連絡ももちろんありません。ちなみにここで今回の「思い込みその1」を。書類選考のあるそのA社、求人データに『書類選考後20日以内に連絡』とありました。「他なら大体1週間程度なのに、長い事時間をかける会社だなあ。20日って事は…早くても連絡は今月下旬かあ。」と思い込んでいたのです。

●DAY5「鳴らない、電話」
って事で、ハロワの人も言っていた「B社からの連絡が入るであろう」連休明け。まあ、携帯電話に連絡が入るのだから、携帯電話への着信さえ気を付けていれば普段通りに外出しても良かったのですが…やはり出来れば「万全の体勢」にて連絡を受けねばっ!と思い、朝から携帯電話を横に置いて自宅待機。ところが、携帯電話は鳴らないまま、あっという間にお昼を過ぎて、時間はもう「3時のおやつ」も近い頃に。でも依然として連絡は入らず。んで、ここでもう限界に。携帯電話に細心の注意を払いつつ外出。しかし相変わらず携帯電話は沈黙したまま。そしてついにその状況のまま、ハロワの人が『自分から電話してみて』と言っていた夕方の時間帯に突入してしまったのでありました。って事で、もう心を決めてB社へ電話する事に。でも外出先のしかも路上から電話するのはいかがなものか…と思い、ドトールに入ったのが17時過ぎ。そこから電話をしようと思ったのですが…「こちらから電話するのは何だか急かしているみたいで印象が悪いんじゃあ無いか?」などと思ってしまった結果、もう少し待ってみようと思い直し、200円の珈琲代を無駄にしつつ帰宅したのでした。んで結局その日もB社からの連絡は無し。

●DAY6「クララが立った!!」
んで本日も朝から携帯電話を横に万全の体勢で自宅待機。ただし、今日は14時から地元のハロワへ「失業認定」に行かなきゃならない予定が。んで、「午前中を待って電話が無かったら、今度こそ午後イチでB社に電話しよ…」と思っていたのでありました。そしてそんな状況下での午前11時頃、ついに、傍らの携帯電話から着信音が。表示を見れば、見慣れない電話番号。おお!ようやく連絡キター!と思いつつ、いや待て、まだ実際に電話に出てみないと…などとあれこれ思いつつ電話に出ると、その「第一声」は『私、株式会社○○の××と申しますが、面接日時のご連絡を…』って事で、その時点で心の中ではもう波動砲エネルギー充填120%ぐらいの勢いで、「うおー、丸2日間以上待ち焦がれたB社からの連絡が、やっとキターー!」と、まるで「クララが立った!!」的勢いにて安堵してしまったのでありました。ところがコレが実は今月下旬頃にしか連絡が来ないと思い込んでいたA社からの電話。…ハイ、書類選考を通って面接に進む事が出来たみたいなのでありました。恐らく、いや確実に電話の主はA社のお名前を告げていた筈ですが、合計5日間の「催眠期間」を経た私はその電話が完全にB社からの電話だと思い込んでしまったのでした。おまけに先述の「A社からの結果連絡は今月下旬」と言う「思い込みその1」の効果(?)も相まってもう、完璧で鉄壁で超合金の如き「思い込みその2」をした結果、A社と交わした「14日の午後3時に面接」と言う約束を「B社と面接の約束をした」と思い込んで、脳内及び実際のスケジュールに書き込んだのでありました。

●DAY7「悲しき無駄足」
って事で、もう完璧な「思い違い」にて『明日は3時からB社で面接』と思い込んでいる私は、「出来れば前日までに下見をして、会社までのルートを確認しておきたい派」でありますので、その「B社」へと現地下見を。最寄駅からB社までのルートを地図を見ながら実際に歩き、所要時間を計測し、B社の建物を確認したのでありました。…本当ならばそこに行く必要は無く、別の場所に行く必要があったのに。今思えば、何とも悲しい無駄足でありました。

●DAY8「そして悲劇(喜劇)へと」
そして本日、昨日の下見をしっかりと活かして約束の時間の10分前にB社に到着。「社会人は10分前行動デスよ!」と、自信満々に「約束もしていないB社」に訪問です。そして面接時には「携帯電話の電源オフ!」ですな、このマナーもしっかりと実行していざ、B社へと突入っす。んで、今思えばこの時、対応していただいた事務員さんの態度が「へ?面接?聞いてないけどなあ…」みたいな感じでした。でも門前払いされる事無く、事務所内を通って、奥の応接室へと通されたのでした。そして15分程度待って15時を5分程経過した後、担当者でもある社長さんが登場。今思えばその社長さんも不思議そうな顔をしながらも、持参した履歴書等の書類を受け取られたのでした。ところがその後のやり取りがこれまた今思えば変な感じで、面接でよくある「当社の志望動機」とか「前職での経歴」とか「業務内容について」とかの質疑応答が一切無く、履歴書をさらっと見ながら少しだけ記入内容についてのやり取りをして、他には「予想外に多数の人から応募があってびっくりしている」とか、「応募が多いんで、書類選考に切り替えようかとも思っている」なんて話をした後、「それではこの書類、お預かりします」と話を切り上げられて面接は15分足らずで終了。今度はこちらが「へっ?」と思いながらも、その社長さんの口からは最後まで『面接の連絡なんてしていないよ』などと言った発言は一切無く、B社を後にしたのでした。


んで、「ありゃー、ダメなパターンの面接だったかなあ…」などと思いながら駅方面に向かう道中にて携帯電話の電源を入れ直すと…面接中に3件の着信記録が。はて?一体何処からだろう?と思いつつその電話番号に電話してみると…ハイ、「A社」からの電話でありました。しかし未だその時点では気付いておらず、担当者の方に「今日の15時からの面接、お待ちしていたんですが」と言われてもまだ気が付かずに『はい?いや、今さっき面接してもらっていましたケド…』と、私の脳内でA社とB社がごっちゃごちゃになって支離滅裂な会話を幾つか行った後…ようやく事の仔細が理解出来て、その場で頭が真っ白、顔面蒼白になったのでありました。


んで、兎にも角にも、まず今電話口に出ているA社の担当者様に平謝り。正直に思い違いで他の会社の面接に来ている旨を述べたところ、「それではまたご連絡します」と言う事で…通話終了。と言いながら多分もう連絡は無いだろうなあ…とがっくりしつつもそんな暇は無く、すぐさま先程「約束もしていないのに勝手に訪ねて面接してくれた」B社に電話して平謝り。社長さんには「いやあ、確か連絡をしていないのに、おかしいなあと思っていたんですよ」と言われる始末。んで、「こんな間違いをする人間なんて要らんだろうから、コッチ(B社)もダメやろなあ…」って事で、改めてがっくりと。てな感じで、この凍えるような寒さの中、変な汗をかきつつ、そして頭の中は真っ白になって「真っ白に燃え尽きた」状態で電車に乗り込み、海より深く反省しながら帰路についたのでした。


以上がこの悲劇(喜劇)の全容でございます。とほほ。って事でその「思い込み」に恐怖し、そしてまた海より深く反省した私はその帰り道に思わずコレを購入したのでした。


99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

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実際には今回の「思い込み」とはちょっと種類が違う内容で、ピントがズレているんですけど、サブタイトルの『思い込みで判断しないための考え方』ってのが、今の私にぴったりだなあと思って購入っす。ちなみに無職って身分をわきまえて、ブックオフでの購入っす。


と言う事で、長々と、延々と、私怨を込めて(笑)書き綴らせていただきました。ご清聴、ありがとうございました。皆様も気を付けて。…はうーん。