- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/15
- メディア: 文庫
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先般読んだこの新書 が参考になったと言うか、エエ事言うてはるなあ…と感心してしまって、著者の森博嗣さんなる人物の経歴を見たら、ミステリ小説も多数書いておられるようだったので、ちょっと読んでみたいなあ…と思った矢先に新聞広告での「今月の新刊」欄にてこの文庫本を見たので早速購入して、本日読了しました。
…まあちょっと期待した割には「フツー」のミステリ小説でしたかなあ。アマゾンのカスタマーレビューに投稿されていた、
ってのにうんうんと頷いてしまった、そんな感想でした。までもその中でも個人的に新鮮だったのが、小説中のいわゆる『見せ場』的な場面で、「台本」みたいと言うか、「詩」みたいと言うか、『短い1文を1行』でがーっと書かれてあるトコロ。そこを読み進めていると何だか書かれている事が目の前に浮かんで来るような、そんな「文章で視覚に訴える」みたいな手法が小気味良くて新鮮で、「おー、読ませ上手やなあ…」と思わず感心したのでした。