がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

ジャンル越えてますな

Meets Oscar Peterson

Meets Oscar Peterson


先日コレ→ スリー・ブラインド・マイス を買った時、流石に999円CD1枚だけじゃあ気が引けた(笑)んで、1,000円CDをもう1枚ぐらい…と思ってふと目に付いたのがコレでした。はい、「バップ野郎」な私は余り聴く事の無い(笑)ルイ・アームストロング様でございます。しかもこれまたビッグ・ネームなオスカー・ピーターソン(p)との競演盤。までも、明らかに「バップ」では無くて「中間派」的な雰囲気がムンムンなこの作品、いつもならスルーなのですが、このジャケットが妙に「エエ感じ」だったので手に取ってみると、偶然にも収録曲の1曲目が『That Old Feeling』だったのでした。この曲を目当てにメッセンジャーズの「スリー・ブラインド・マイス」買いに来たので、その不思議な偶然にびっくりした結果、もう1枚の1,000円CDはコレに決定。そして本日、聴いてみました。


んでこの作品、その『That Old Feeling』を始めとしてジャズのスタンダードばかりで16曲も収録。主役は当然サッチモでございます。バックは、オスカー・ピーターソン(p)、ハーブ・エリス(g)、レイ・ブラウン(b)、ルイ・ベルソン(ds)とこれまた豪勢な面子のリズム・セクション…ですが、ソロを取る事も無く、粛々とサッチモのサポートに徹しております。いやあ、久々に「サッチモ・ワールド」を堪能しましたけど…やっぱりスゲーっすな、このお方は。


冒頭の『That Old Feeling』なんかだと、この曲の演奏で有名なコレ→ チェット・ベイカー・シングス とかの「イメージ」が強いんですけど、サッチモが歌うと出だしのワンフレーズでイッキにもう「サッチモ・ワールド」ですもんねえ。もう聴きながら「何かジャンルを超えた素晴らしさがあるよなあ…サッチモの歌って」などと思ってしまいました。なんかもう、「世界遺産」みたいな存在なのかもしれません、サッチモって。