がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

御嶽山噴火に思う

先週土曜に発生した御嶽山噴火。

最近ご無沙汰してしまっていますが、数年前の大阪独り暮らしの頃は、休みの度に低山を中心に「山行」していた私としましても、連日、メディアに流れる報道を目にしながら胸を痛める昨今です。

で、噴火時の映像を観ながらどうしても思い出してしまうのが、今から約5年前に登った、北アルプスの、御嶽山と同じく、気象庁の「常時観測対象火山」である「焼岳」登山の事です。

長野・焼岳 - がんぶろ

 この時も、快晴の秋空の中、紅葉を愛でつつ山頂を目指し、山頂付近では、

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このような、吹き上がる水蒸気と、立ち込める硫黄の臭いに、「自然の驚異」みたいなのを感じつつ、とても充実した山行をさせていただいたのですが…もしこの時、焼岳が、今回の御嶽山のような噴火を起こしていたら、当然、自分は御嶽山噴火の犠牲者と同様の状態になっていた筈で…そんな事を思うと、今回の犠牲者の方々も、当然、自分が5年前に焼岳に登った時と同様、「噴火するなんて微塵も思っていなかった」筈だと思うし、でも、「山に登る」のは「自己責任」だと思うし、それでも、「自己責任」と簡単に片付けてしまうには、余りにもやるせない結果で…複雑な思いです。

今朝、朝の情報番組で、火山予知連絡会の委員の方に、コメンテータが、今回の噴火に関して、あれこれと「詰問」しているのを見て、なんか心が痛み、こんな事を思い出していました。

ともあれ、亡くなられた犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。