昨晩のコンマス氏とのサシ飲み時に話題に出て、久し振りに観たくなったのでご紹介。
えー、デューク・エリントン楽団に、「ポール・ゴンザルベス」という名前の花形テナー・サックス奏者がおりまして…ってまあ、ジャズ関係のお方ならみなさんご存知でしょうが、私は、エリントンのビッグバンドはあまり聴いていないのですが、ポール・ゴンザルベスが単独名義で出している、
このアルバムがその昔、なぜか妙に好きでよく聴いていまして、このアルバムジャケットに写る、「スリムでシュッとして端正な顔立ちの、クールでカッコ良い黒人 」ってのが、私の勝手な「ポール・ゴンザルベスのイメージ」なのでした。
が、そんな「カッコ良いポール・ゴンザルベス」のイメージを根底から覆す「衝撃映像」をちょっと前に発見してしまったのでした。それがコレ。エリントン楽団が「パーディド」を演奏するライヴ動画なのですが、1:00辺りから『映ってはいけないモノ」が映り始めるのです。
はい、サックス・セクションの向かって左端のテナー奏者が、マウスピースを口にしたまま、意識を失っております。これがあの、ポール・ゴンザルベスなのです。
そしてさらに、そんなポール・ゴンザルベスが「存在しない」かのように平然としている他のメンバーの姿も、衝撃映像なのでした。リーダーのエリントンもメンバーも、さらには聴衆までも?が、みんな完全無視。いやあ、やっぱり衝撃映像ですわ、コレ。
んでどうやら、ポール・ゴンザルベスって人は、過度のヤク中?アル中?だそうでして、ステージ上でこんな状態になる事がしょっちゅうだったらしいです。なので、みんな「ああ、またか…放っておけ」みたいな感じなのでしょうねえ、多分。
ちゅう事で、私の数年来の「ポール・ゴンザルベス像」は、この動画でガラガラと崩れ落ちた(笑)のでありました。