がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

あれこれと違和感(MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間)

ウチの地域でも、


映画『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』 予告

話題(?)の作品、この「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間」が、名古屋駅前の映画館で上映され始めた…のですが、上映回数が1日3回と少なくて、しかも仕事帰りに観ようと思ったら、レイトショーの20時45分の回のみなので、それだとちょっと遅いから、まあ、土曜日に16時からの上映回で観に行こうかなあと思っていたのですが、どうやらその土曜日は雪の予報で外出が出来なくなるかも…と危惧した結果、今日の仕事帰りに、最終上映会のレイトショーで観る事に。

んで、定時退社後、時間を潰して20時45分から名古屋駅前の映画館にて鑑賞。レイトショーだからなのか、名古屋駅前の映画館なのにまるでいつものウチの近所のシネコンみたいな客の少なさ(笑)にて鑑賞開始。

…いやあ、最初はワクワクしていたのですが、時間が経つ毎に「違和感」が生じまして、徐々に「なんだこの映画?」って感じになって来たのでした。

まず第一に、マイルスを演じるドン・チードルがあんまし似てへん(笑)のが「違和感」に。まあこれはしゃあない事なので、後から徐々に慣れて来たのですが、予告編から特に「鼻」の違いが気になっていた(笑)んですわ。

んでお次の「違和感」は、使っている「ラッパ」の違い。マイルスは生涯ずーっと「マーチン」を使っているのに、映画では2本支柱のバックの銀メッキとか、さらにはモネットに似た、ノーラッカーっぽくてヘビータイプのヤツとかを吹いていて、おいおいソレは無いやろーとか思ってしまったのでした。ラッパを吹く者としてはもうちょっとこだわってほしかったなーなどと思ったり。

そして内容の方も、え?マイルスってホントにこんなんやったの?と「違和感」を感じる内容でして…いやー、なんかね、観ているうちに ( ゚д゚)ポカーン としてしまったのでありました。

あと、ラストのライブシーンが別の意味で「圧巻」でした。めっちゃ「苦笑」してしまいました。マイルス復活後の電化バンドでのライブシーンなのですが、マイルス演じるチードルのバックが、ウェイン・ショーターハービー・ハンコックロバート・グラスパー、エスペランザ・スポルディング、ケンドリック・スコット5名が「ご本人登場」してまして、さすがにコレには「おいおいおいおいおい…」と、スクリーンにツッコミを入れたくなってしまう程な、ブッ飛びサービス具合。

とまあ、とっても「クソ映画」だったのですが、素材がマイルスなので不思議と面白く鑑賞出来た、「不思議ちゃん映画」でありました。

…まあ、映画館でわざわざ鑑賞せんでも、レンタルで借りて観れば良しな作品かと思います。ビミョー。