がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

「知」を刺激する(三島由紀夫 vs 東大全共闘 50年目の真実)

もう一つ、参考にしている映画評論サイトで高評価されていて地元シネコンで上映中の作品があって、その予告編をウェブで観ていたら面白そうで観てみたくなったので、朝イチの上映回で観て来ました。この作品。

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www.youtube.com

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」っす。TBSが撮影していた1969年の三島由紀夫と東大全共闘の討論会の映像と、討論会に参加していた当事者と三島由紀夫を知る人々への現在のインタビューで構成されたドキュメンタリー作品。

当初この予告編を地元シネコンで観た時はそんなに興味が湧かなかったのに、昨晩ふと気になってチェックしたら、先述の参考にしている映画評論サイトはおろか、メジャーな映画紹介サイトでの評価も軒並み高くて、おおコレは観てみたいなあと思ったのでした。

まあ、なかなか面白かったです。でも討論会で論じられている内容が哲学的で難解で、それを理解すべく頭をフル回転しつつ観たのでちょっと疲れました。(笑)もうほんと、「ちょっと何言ってるかわかんない」状態に陥る事しばしでありました。でも、そのおかげ?でなんか「知」を刺激されたっちゅうか、もっと色々な事を勉強せなアカンなあ、本も読まなアカンなあ…とか思ったりなどしてしまいました。

そして映画の中でもキーワードになっていますが『熱量』、それはめっちゃ感じましたなあ。1969年って時代の熱量、アツさを感じられる映像でした。

あとそれ以外にめっちゃ気になったのは当時の喫煙事情。みんなタバコ吸いまくりですな。喋っている方も聞いている方もガンガンタバコ吸っていて、だだっ広い講堂が紫煙でモウモウでした。現代ならあり得ない光景。