がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

奈良・大和葛城山

お休み。でもお天気は思いっきり微妙。雨が降るのか降らないのか判断し辛い状況。梅雨ですなあ。でもこの前の休みは山行を断念したから本日はどーしても行きたくなってしまったので、念のためレインウェアをザックに詰め込んでえいやーっと出発。んで、行き先は関西ハイカー界では金剛山と並んでメジャーな山、大和葛城山をチョイス。標高は959メートル。例のガイド本では「星1つ」のお手軽レヴェルなのですが、行き帰りのアクセスに1時間に1便程度のバスを利用しなくちゃならないので、ちょっと面倒で敬遠していたのですよ。でもこの山にはロープウェイが山頂まで通じているので、もし雨が降ってきた場合はロープウェイで下山出来るからって理由で本日の山行はこの山に決定を。んで、近鉄御所駅からバスに揺られて葛城山ロープウェイ前に。ロープウェイ駅の右側にある「櫛羅の滝コース」から山行開始。雨こそ降っていないけど、もわーんと蒸し暑くて誠に不快指数が高い。



で、そんな不快指数の高い中を汗を吹き出しながらトコトコ登るとこのコースの名前にもなっている「櫛羅の滝」に到着。こぢんまりとしたカワイイ滝です。でその滝の前にてちょっとだけ涼んでから再出発。



でもってお次に現れるのが「二の滝」。この滝が更にコンパクトな滝で、滝の真下にお気軽に近寄る事が出来ます。って事でちょっぴり遊び心が出て、真下付近まで近寄って、しぶきを浴びつつ見上げる格好で写真を。わー楽しい。でもこの行為が後に仇となって、デジカメのレンズ内部がしばらく曇る羽目に。



この登山道、流石にメジャーな山だけあってこんな感じで完璧に整備されています。とっても安心な登山道なのですが、斜面が崩落した部分に掛けられているこんな「橋」みたいなヤツが微妙に怖かったりするのです。



で、良く整備されていて急登も余り無い安心登山道を登って山頂部に到着。こんな天候だから他には誰もいなくて山頂を独り占め。何とも贅沢な気もしつつ同時に寂しい気も。でもってそんな貸し切り状態の山頂にて暫時休憩。



この天候なのでまあ眺望はよろしくなかったのではありますが、頭上の雲がやけに近くて何だか不思議な景観。で、そろそろ下山を…と思ってベンチを立ち上がった頃になってようやく2人のハイカーさんが山頂に。やっぱこの天気じゃあ誰も登って来ませんよ。


下山は大阪府側の弘川寺へと至る林道コースを。コンクリートで簡易舗装された無愛想な林道をひたすら下山。気温も上昇して来て、下りとは言えどもなかなかの不快度であります。汗はダラダラ、周りにはブヨがブンブンと。ああ、「夏の低山山行」ですなあ。



なんて事を思いつつ道標の無い林道を少々不安に思いつつ進みながら案の定、途中を微妙に間違えながらも無事に下山地点の「西行終焉の地」、弘川寺に到着。本日の山行も無事終了であります。結局心配していた雨に降られる事も無く、それどころか下山した頃には太陽ギラギラで入道雲ムクムクの夏の風景が。おかげでバスを待つ間の30分間で、微妙に顔が日焼けしてしまった気がするのでありました。