がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

長野・乗鞍岳

はいー、「がっつり山行長野の旅」2日目でございます。ちなみに昨晩宿泊したビジネスホテルはインターネット予約の特典割引で素泊まりでたったの3,480円!なのにも関わらず、広々とした良い部屋を提供していただいて、誠に快適だったのでありました。そんな某ビジネスホテルさんに感謝しつつ早朝は6時にチェックアウトして昨日同様、新島々駅へと向かうのでありました。んで昨日同様、新島々を起点にして本日は乗鞍岳へ。標高は3,026メートル…と言っても実はこの乗鞍岳も標高2,700メートル付近の畳平まではバスの旅。その畳平から標高差約400メートルを登ると言う、ガイド本曰く『わが国の3,000メートル峰で最も手軽に登れる山』なのであります。てな訳で、乗鞍岳の登山自体には何ら不安は無いのですが、それとは別に「とある心配事」が1つ、それがはい、コレ(↓)なのでありました。

連休初日 クマ、行楽客襲う 岐阜・乗鞍岳、9人重軽傷
2009年9月19日18時59分
19日午後2時20分ごろ、岐阜県高山市丹生川町の乗鞍スカイラインの畳平駐車場(標高2,702メートル)で、行楽客や同所にあるロッジ従業員らが山から下りてきた野生のツキノワグマに次々と襲われた。男女9人がけがをし、うち男性4人が顔をかまれるなど重傷。駐車場にあるバスターミナル内に入り込んだクマは土産物店に閉じ込められ、約3時間40分後に駆けつけた地元の猟友会員に射殺された。

…はい、その乗鞍岳の登山口である「畳平」へと、今まさに向かおうとしているのでありました。とは言ってもまあ1ヵ月前の事ですしねえ。でも、もしクマが出たらどうしよう、ああ、「熊鈴」を買って付けておくべきだったかなあ…などと微妙に心配しつつも始発電車に乗っていざ乗鞍岳に向かうのであります。



松本駅の端っこにある松本電鉄のホームにて今から乗り込む新島々行き電車のお姿を。いやあ、丸2日間お世話になりましたって事で。で、新島々駅に到着後そこからは上高地行きと比べると圧倒的に便数の少ない白骨温泉行きのバスに乗って「乗鞍観光センター」へと向かいます。乗客も自分を含めてたったの4名。「ああやっぱり例のクマ事件の影響で乗鞍岳に行く人が激減したのかなあ…」などと思いつつ、バスは「乗鞍観光センター」に到着。そこからシャトルバスに乗り換えて畳平へと向かうのです。



でコレがそのシャトルバス。まあ、前のバスがあんな状況でしたので、きっとこのバスもガラガラなのでしょうなあ…と思ったら予想外にもバスは満席で臨時便まで出る盛況振り。いやあ、例の「畳平クマ事件」なんてもう、何処吹く風でありまする。どうやらこの「観光センター」まではマイカーで来て、規制があってマイカーでは行く事が出来ない畳平にはここからこのシャトルバスに乗るのが「乗鞍岳への主流アクセス方法」みたいです。私みたいに完全公共交通機関派は少数派みたいで。まあそんな事はともかく、バスに無事乗り込んでいざ畳平へ。このように天気も良好、快晴であります。そんな快晴の中をバスはスカイラインをグイグイ登って高度を上げていきます。高度が上がるにつれて、窓からは雲1つ無い青空と北アルプスの峰々が。いやあ、絶景であります。こりゃあ良い時に来ましたよ!この調子ならば、乗鞍岳の山頂ではそりゃあもう、失神してしまう程の絶景を堪能出来ますよ!!…と、どきどきわくわく状態でバスに揺られた後、目的地の畳平へと到着したのでありました…が、



…どよーん。ぽかーん。畳平へと到着する直前にバスは雲の中に突入。はい…山頂付近だけは雲の中なのでありました。おかげでご覧の状況。またもや乳白色の世界なのでありました。とは言っても折角ここまで来たのですから、当然山行は続行なのであります。



んで、整備された遊歩道をしばらく進むと乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰への登山口が。道も遊歩道から登山道らしい道へと変化します。しかーし、このあたりから強烈な横風が。同時に雲って言うかガスがどーっと押し寄せます。これがめっちゃ冷たい。何だか先般撤退した木曽駒ヶ岳の時に似た状況。でも雨は降っていないし、登っている人もいるし…って事でザックにしまい込んでいたレインウェアを着込んで、山頂目指していざ出発したのです…が、稜線に近付くにつれて遮るものが無くなって、横風がキツくなってきたのでありました。おーい。



でそんな状況ながらも横風とガスに耐えながらガレた登山道を登り詰めると、中間地点の標高2,980メートルの蚕玉岳に到着。あーやれやれ…などと言っている余裕も無い程、横風とガスの勢いがエラい事になって来ました。それもそのはず、稜線の尾根道に到達したので遮るモノが何も無い状況。この先は横風&ガス攻撃をモロに受けながらの山行に。当然ながら視界もゼロの乳白色ワールド。この時点で一瞬ひるみかけましたけど、ここまで来たら…って事で、剣が峰山頂を目指します。んで、強烈な横風と共に稜線を次々と抜けて行くガスを横面にガンガン受けながらガシガシといや、横風に煽られつつフラフラとしながら山頂へ。おまけにめっちゃ寒い。



でもってようやく乗鞍岳の最高峰、剣が峰の山頂に到着。山頂には乗鞍本宮神社の奥宮がでーんとございます。



でこれが先程までの私と同じく「横風&ガス攻撃」にさらされた側の奥宮の状況。はい、横風と共に吹き付いた雲中の水分が凍り付いているのです。ちなみに私もその「横風&ガス攻撃」にさらされた側の衣服の一部がかすかに氷結していたりしましたよ。知らぬ間に「霧氷」の出来るメカニズムを実体験していた?のかも。いやはや。



そんな状況ですけどとりあえずピークハント達成!って事でその証拠を。乗鞍岳最高峰、標高3,026メートルの剣が峰山頂でございます。何気に今までの山行中での最高峰でもありまする…が、こんな状況。眺望無しの乳白色ワールドでありますよ。あうー。でまあとりあえず、朝に買い込んだおにぎりを取り出して山頂での昼食を。でもこんな眺望で相変わらず横風&ガスの真っ只中でおまけにとっても寒いので、早々に下山開始。



山頂手前にある「乗鞍山頂小屋」を覗いたらオリジナルのピンバッジを売っていたので購入。でその時、小屋の主人と少しだけ会話を。このご主人が何だかエエ感じだったのでありました。いかにも「山小屋の主人」みたいな感じ。でそのご主人曰く「今日の天気はまだマシな方ですよ」だそうで。…う、こ、これでですかあ?…いやあ、私はまだまだ修行が足りませぬ。


でまあその後も全く変わらぬ状況下を黙々と下山。で、剣が峰下山後に時間に余裕もあったので、剣が峰の隣にある富士見岳と言う10分程度で登る事が出来るピークにも登ってみましたけど…相変わらずの横風&ガス攻撃で特筆事項無し。その後は黙々と畳平へと戻り、バスに乗って乗鞍岳を後に。いやあ、何だか「悪天候時の登山練習」みたいな山行だったよなあ…などと思いつつ、バスに揺られて乗鞍観光センターへと舞い戻ってみると…



あうー。下界はご覧の通り、朝と変わらず相変わらずの快晴。で、そんな下界から恨めしげに先程まで居た乗鞍岳方面を見てみれば…うーむ、ご覧の通り、山頂部分だけが雲の中。ああ、あの雲の中で横風にさらされて凍える思いで山頂まで登っていたのですなあ。



下界の快晴がやけにムカつくので、記念撮影してやりました。青空と紅葉が綺麗で恨めしいっす。んで、バスを乗り換えて新島々駅に帰還。



2日間お世話になった新島々バスターミナルを記念撮影。やっぱ『しんしましま』って名前が何処かキュートなのでありました。でその後は電車にて松本駅に戻って、そこから先は当初は電車でと思っていましたけど、高速バスもあったので交通費の安い高速バスにて実家へと。以上、2日間に渡るがっつり山行、改めて題しますところの「松本から焼岳、乗鞍岳、百名山2座制覇を低費用で行く貧乏ツアー」も無事に終了したのでありました。