がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

三重・御在所岳(2回目)

明日からしばらく雨模様みたいなので今日のうちに山行って事で、梅雨の合間の晴れ間でありますところの本日、久し振りに歯応えのある山行!と思って鈴鹿山脈の最高峰、御在所岳に2度目の登頂をする事に。んで、予報通りの晴天は良いけど暑くなりそうだなあ…と少々げんなりしつつも朝から家を出て、今回も名古屋駅前から高速バスで起点である「湯の山温泉」へ一直線の楽ちんアクセスを使用。んで今回は、登りに「中登山道」、下りは「裏登山道」にて山行する事に。前回は豪雨で崩壊して通行止めになっていた2つの登山道も見事に復旧しているのでありました。いやあ、頭が下がりますなあ。でまずは湯の山温泉のバス停から中登山道の登山口へと向かいます。



ギラギラ太陽が照りつけるアスファルトの山岳道路を歩いて30分程度、中登山道の登山口に到着っす。この暑さで登山口に辿り着く頃にはもう汗がぶわっと。これからが本番だと言うのに…先が思いやられますわ。でまあ気を取り直していざ山行開始。ところがこの「中登山道」(と言うか御在所岳の登山道は全てかもしれませんけど…)は予想以上に急登の連続で、おまけにこの暑さも手伝って、ちょっと進むだけで汗がどばーっと吹き出て息も切れる始末。いやあ、予想外にしんどいぞこりゃあ…と思いつつ先へと進むのでありました。



4合目付近にある有名な奇岩「おばれ岩」に到着。まだ4合目付近だというのに結構ヘロヘロっす。



目指す御在所岳山頂がまだあんなところに。げんなりしつつも先へと進みます。



先程の「おばれ岩」のチョイ上にあるもう一つの著名奇岩「地蔵岩」に到着。んで、この時点でひーひー言っていたら…ここから先が更にキビシー岩場の連続なのでありました。



ほれ。気が付けば登山道もこんな感じで「岩メイン」な状況に。でもうここから先はもうしんどいのなんのって、優雅に写真なんか撮っている余裕が無くなってしまった(笑)のでありました。この後、鎖の設置してあるキレットを通過して、岩場の急登を次から次へとやっつけて…もうすっかり疲労困憊してしまって予想以上の時間と発汗と水分補給をしてしまったのでありました。でようやく登山道をクリアして山上公園に到着。時計をみたらなんと、ここまで登るのに3時間も掛かってしまいました。んで、へばり込むようにベンチに座ったらそれからしばらく動けなかったのでありました。ありゃまあ。



この日はロープウェイの定期点検期間中だったので、山頂にはほとんど人の姿は無くて山頂独占状態でありました。でまあ私には珍しく30分程度の大休憩をしてなんとか復活、時刻も14時を過ぎてしまった頃に下山開始。登りの中登山道よりは楽だと言われている裏登山道にて下山…開始したのですけどまあ当然ながらこの登山道も岩場が多くて、ヘロヘロの身体にはなかなかキツい登山道だったのでありました。おまけにヘロヘロなのが祟って途中の岩場で盛大に滑って転んでその際に不意に出してしまった右手の中指と薬指の指先を負傷、出血してしまったのでありました。山行中初の「出血事故」(笑)を起こしてしまったのでありました。ま、程度は軽微で米粒程度の擦り傷でしたけど、出血は微妙に凹みましたかなあ。



半分程度下山したところで下りて来た方向を振り返ってみました。いやあ、「岩の山」ですなあ。そりゃあ、登山道も岩場が多い筈ですよ。



でもってこの裏登山道、しばらくするとこんな感じで白い岩がゴロゴロ転がっている沢沿いの道へと変貌します。この白い岩に付けられた赤いペイントのマークを頼りにしながら白い沢道をガシガシ下るのでありました。ちなみに目の先には常にブヨ?蚊?の一団がずーっと取り巻いておりました。沢筋だからなのか、夕方が近づいているからなのか、身体の周りにぶわーっと集まってきます。目の前に「蚊柱」みたいな状況。でもそんなモノを気にする余裕は無く、最小限の抵抗だけをしつつ足を進めるのでありました。そう言えば途中で沢を渡る鹿にも遭遇しましたな。でも撮影する気力が無く(笑)、そのままお見送りしてしまいました。



後から調べてみるとどうやらこの「白い沢道」は先の豪雨で発生した土石流の痕跡らしいっす。この点在する白い岩は、その土石流で上から流れて来たモノらしい。こんなのが上からどーっと流れて来たら…いやあ、恐ろしい。でその土石流跡に新しく道を作って登山道を復旧。いやはや、頭が下がります。



などと言う事を思いつつ、土石流跡の復旧した裏登山道を下るとその土石流で倒壊したものの、これまた最近復旧した藤内小屋に到着。この時点で下山から2時間程度経過。予想では2時間程度で下山してバスに…と考えていたのでこれまた予想外れ。少々焦りつつ、そこから先は必死に黙々と下ったのでありました。でそれから1時間必死に下ってようやく登山口に下山完了。ホッとする暇も無くそのままの勢いでバス停へと向かった結果、17時20分の高速バスの到着とほぼ同時に停留所に到着、そのままバスに飛び乗ったのでありました。ひいー、危なかった。コレを逃したら高速バスは1時間に1本なんで、18時20分になるところでありました。てな感じでどうにか2度目の御在所岳山行も無事に終了。いやあ、ちょっとナメていましたよ、御在所岳。…と言うかやっぱり体力が落ちているのかなあとも思ってみたり。うーむ。