がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

予想に反してほっこり(ヒア アフター)

先般、失業給付金の給付期間が終了して「消費するだけの人間」(笑)になって以来、以前はほぼ週1ペースだった「映画館での映画鑑賞」を「最低でも1回観たら1,000円かかってしまうから」って事で…自重気味になっていました。んで、最近映画館に行ってないよなあ…と思ってチェックしてみたらもう1ヶ月以上も観に行っていない。で、今日は月曜日で鑑賞料金が1,000円のメンズデー1だしなあ…って事で、久々に映画館で映画鑑賞する事に。んで、その「最寄りシネコン」での上映スケジュールをチェックして、前に予告編を観て面白そうだったこのクリント・イーストウッド監督作品の「ヒア アフター」に決定!…と思ったところでふと「そういやあの映画、確か予告編で津波に襲われるシーンとかあったよなあ…」ってな事を思い出しました。んで、ウェブで調べてみたらその紹介文には…


“霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。”


ってな事が。あちゃー、やっぱり。しっかりと『津波での臨死体験で(以下略)』と書かれていますよ。わー、こりゃちょっとジャストインタイムで「不謹慎」かなあ…と思いましたけど、映画に罪は無い(笑)って事で、この作品を鑑賞決定。相変わらず客入りの少ない平日午後の郊外シネコンにてゆったりと鑑賞を。


んでこの作品、予告編でも「臨死体験」とか「霊能力」と言ったオカルト色を売り文句にしていたので、てっきり「オカルト系でひっくりどっきりぎゃー」的な内容かと思っていたのですが、そんな予想に反して…まあ、基礎は「霊能力系オカルト」ですが、ほっこりとするヒューマンドラマ系の作品でありました。なんかここ最近の「クリント・イーストウッド監督」らしい内容の作品。映画サイトでの紹介文そのままですけど「3人の人生が交錯する人間ドラマ」、「人間交差点」(古い言い方やな)な作品で、観終わった後、不思議と「ほっこり」としてしまった作品でした。あ、あと劇中音楽がこれまた「ほっこり」とする音楽で、エエ感じでしたかなあ。ってな感じで、なかなか良かったっす。…までもやっぱ、冒頭の「津波に襲われるシーン」は結構リアルに描かれていたので…時期的に「不謹慎」とか言われそうかなあ…などと思ったりも。


【追記】
津波シーンが引っ掛かるかもなあ…と思っていたら、やっぱり上映中止になっちゃいました。

『ヒアアフタ−』上映中止に関するお知らせ
平成23年3月11日に発生しました東北関東大震災により、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、現在公開中の「ヒアアフタ−」の本編内に本震災を連想させる内容があり、この度の震災被害の被害状況を鑑み、上映を中止することといたしました。
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
〜from

だそうです。ありゃまあ。でもってその上映中止がこの映画を観た翌日の3月15日から。つまりは何も知らずに、上映中止前日に滑り込みセーフでこの作品を映画館で観る事が出来たって事です。…うーむ、こりゃまた余計な「運」を使っちまったのかも?…と被害妄想なのでした。