がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

意外にも初「使用楽器紹介」など

天気が良いので布団を干したついで(?)にふと、持っている3本のラッパを全部まとめて洗ってやろう!と思い立ってがーっと洗ってみました。んで、そんな事をしながら「そう言えば、巷のラッパ吹きさんがブログでよくやっている『私の使用楽器紹介』みたいな事って、一度もやっていないよなあ…」と思ったので、思い立ったが吉日、今日もネタ不足なのを良い事に(笑)、いっぱしのラッパ吹き気取りで『私の使用楽器紹介』をご紹介する事にいたします。どーん!(=単略的意図による効果音)



まずは一番右の「金のラッパ」(笑)から。

  • ヴィンセント・バック ストラディバリウス 180ML37GP(シリアルナンバー #292832)

高校で吹奏楽部に入ってトランペットを始めた時に買ってもらった「ヤマハのインペリアルの赤ベル」…って言ってもラッパ吹きさん以外はサッパリわからないかと思います(笑)が、まあ「ランクで言えば下から2番目の安い方のラッパ」ですな、コレを卒業して、成人祝いのお金をつぎ込んで(笑)購入した初の本格的高級ラッパであります。でまあ当時もどこのラッパにしようかあれこれ考えた末、結局トランペットでは「安心の定番ブランド」でありますところのバックに決めた保守的な私でありましたが、「保守的ながらも、人とはちょっと違ったモノが欲しい」性分(笑)な私は、その頃丁度大阪は心斎橋の「三木楽器」さんに並んでいたこのゴールドプレートのバックをえいやーっと買ってしまったのでありました。てな事で思い切って買ったのですが、当時は(今もか?)そんなゴールドプレートのラッパなんて持ってる人はあんまりいなかったので、やれ「金のラッパ」だの「成金趣味」だのとからかわれた(笑)記憶が。とまあ、そんな頃に買ったラッパですのでもう…20年以上選手(笑)ですかあ、コイツも。てな事で私の「戦友」的存在なこの「金ラッパ」くんです。この「ゴツくて重い造り」のバックの金ラッパ、一時期ちょっと引退させていましたけど、20年以上選手になったらやけに「エエ感じの音」になってきたので、最近また復帰して現在のメイン楽器ですな。
お次ぎは真ん中のシルバーのラッパ。

  • マーシンキウィッツ【Marcinkiewicz】(シリアルナンバー #685)

記憶が薄れまくっていて、モデル名とか完璧に失念してしまっており、これまたウェブで調べても情報が全然無くてムカついている(笑)んですけど、確か大学を卒業して社会人になって7〜8年目の頃、東京は新大久保の「山野楽器ウインドクルー」さんで購入したラッパです。その頃はウィントンに傾倒していて、とにかく「ダークな音」指向になっていました。ところがそんな理想とは裏腹に、先の「金ラッパ」がなんか「明るくて能天気な音」しか出ていないような気がしてイヤだったので、「よっしゃ、こうなりゃもう今度のボーナスをはたいて管楽器のメッカ『新大久保』でダークな音が出る新しいラッパを買っちゃる!」と一念発起。現在は中古マウスピース販売を生業としている大学ジャズ研の同胞、おかだ氏を訪ねて東京に。新大久保界隈にひしめく管楽器店を渡り歩いて「ダークな音」が出そうなラッパを物色したのでした。そんな時、その「山野楽器ウインドクルー」さんでひょっこり出くわしたのがこのマーシンキウィッツ。当時でも「名前は知ってるけど実物は見た事が無いレアなラッパ」でして当然私も現物を見るのは初めて。って事で試奏させてもらう事に。ところがこのラッパ、私の求める「ダークな音が出るラッパ」とは指向が異なってどちらかと言えば「明るくてリード・トランペット向き」とされるラッパ…なのですがもうその「レア」さに胸がトキメいて(笑)しまっておりまして、実際に吹いてみても結構楽に音が出るし、お値段も何とか予算の範囲内…って事で、購入即決(笑)してしまったのでした。その時確か店の人に『希望されてたモノとエラく違うタイプのラッパに決められたんですねえ…』と皮肉を言われたのを思い出しましたよ。んでそれ以降、「金ラッパ」からチェンジしてずっとメインで吹いていたラッパです。流石のマーシンキウィッツだけあって、軽くてライトな造りの割には結構ダークっちゅうかソフトで満足のいく音が出せるので、気に入っております。
そしてラストは左端のフリューゲル・ホルンっす。

  • カンスタル 「カスタムクラス」 コパーベル(シリアルナンバー #1892)

これまた記憶が薄れまくりです。モデル名とか完璧に失念。ウェブでもそれらしき情報見当たらず…って事で、記憶にあるだけの情報と、ラッパのベルに刻印されてある『Custom Class』ってのを書き添えてみました。んでこの「フリューゲル・ホルン」ってヤツは、「ジャズをやってるラッパ吹きなら、トランペットを持っているのについつい欲しくなってしまう楽器」(笑)でありまして、ご多分に漏れずこの私もフリューゲルを持っている人を見て、「エエなあ、俺も欲しいなあ、でもそんなん買えるお金無いしなあ…」などと思っておりました。そんなこんなで大学を卒業して社会人になって確か5年目の頃、ふとしたきっかけで無性にフリューゲルが欲しくなった結果、オープン当初から足しげく通っていた、当時は大阪の南船場にあった楽器店「ビーフラットミュージック」さんに置いてあったこのフリューゲルのお値段を聞いてみたら、予算を大幅に超えた金額(確か30万程度だったかな…)で、うわー高いなあ…と思いつつ、誘惑に勝つ事が出来ずにローンを組んで購入(笑)してしまったのでした。んで、当時もがっつりと練習させてもらっていた大学ジャズ研に持って行き、嬉々として吹き始めてはみたのですが…このフリューゲルってのは、マウスピースの形状がトランペットとは違った「Vカップ」で、コントロールが難しくてなかなか思い通りに吹く事が出来ない。って事で、意気込んで買った割には数年後にはすっかり「お蔵入り」状態になってしまって今に至る…って感じですかなあ。あ、そう言えばコレ買ってセッションなんかで吹いてた当初、ジャズ研の仲間から童謡「大きな栗の木の下で」の出だしのメロディを変えて『♪貯金で買った〜フリューゲル〜』と歌われてからかわれていた(笑)のを思い出しましたよ。


とまあ、軽く「使用楽器紹介」するつもりが、気が付けばがっつりと書きしたためる結果(笑)になってしまいました。までも、どいつもこいつももう10年以上共にしているラッパ達ですので…ねえ。予想外の長文、あいすみませぬ。