がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

元上司の定年退職

このブログの開始当初から、2010年の3月末に前の会社を退職して実家に戻るまでの期間、再三ご登場いただいた、ココではたまに「叱責上司」(笑)とか呼んでいた、前の会社の元上司が、この4月でめでたく定年退職を迎えられ、今晩は定年退職祝賀会が催されるのだそうです。
で、何故その事を知っているのかと言えば、実は先般、その祝賀会の幹事をする元同僚氏から不意にメールをいただき、祝賀会のサプライズ企画として、私からの「定年退職お祝いの手紙」を書いてくれないか?とのオファーを受けたからなのでした。んで、そのオファーを約2週間前に受けた時は正直「あー、ちょっと面倒くさいなあ」と思いつつ、でもむげに断るのも不義理やしなあ…と思い、そのオファーを受けたのでした。でも案の定、面倒くさいと思っていたうえに、平日は遅くまで仕事なので、家に帰ってから書く気力は無く、週末の休日も通院やら、バンド練習やら、結婚披露宴に出席やら…休日なのになんか忙しくて(笑)、気が付けば当日の1週間前に。で、コレはいよいよヤバい…と思いつつ、恐らく仕事をしている平日に書くのは無理だと思い、幹事殿に「この週末の休日になんとか書き上げて、日曜日までには送信しますんで、もう少し待って。」と泣きを入れて、週末前の金曜日を迎えたのでした。
で、いつも休み前の金曜日は退社が遅くなって、この日も帰宅してから風呂に入って、遅い晩飯を食べて一息ついたらもう23時30分過ぎ。で、どうしようかなあ…と思いながらも、また明日は下の姪っ子のお守り役だし、明後日はフルバンの練習だしなあ…と考えた結果、一念発起(?)して「お手紙」を書き始めるべく、机に向かってパソコンのスイッチをオン。で、このオファーをいただいた時に漠然とこんな事を書こうかなと考えていた「骨子」を、拙い文章表現で肉付けしつつ、手許に酒を置いて晩酌しながら、大体こんな事を「骨子」にして書き綴り始めたのでした。

  • 貴方がもう定年退職を迎えられると言う事を聞いて、ああもうそんなに時間が過ぎたのかと驚いています。
  • 思い起こせば、貴方からはいつも叱られてばかりでした。
  • 実は、いつも貴方に叱られている自分が嫌だった頃に早期希望退職の募集があった…と言うのが退職理由のひとつです。
  • でも最近ようやく再就職した新しい会社でも、あの頃と同じような事で叱られています。
  • そして貴方に叱られていた頃の自分と変わっていない自分を情けなく思っている毎日です。
  • 今になって、あの頃の貴方の「叱責」は、私によかれと思って叱ってくれていたのだなあ…と、この頃よく思います。
  • これからも末永くお元気にお過ごし下さい。ありがとうございました。

なんて事を、酒を片手に書き進めていくうちに、次第に何だか調子が出て来て、そのうちに酒の酔いも回って来たせいか、当時の思い出と、現在の進歩の無い情け無い自分の姿がシンクロして、なんだか様々な『想い』がぶわーっと溢れ出して来て…気が付けば、泣きながら(笑)キーボードを叩いて「お手紙」をガーッと書き綴っておりました。そして、夜中で酒を飲みながらホロ酔い状態でついでに感極まって泣きながら(笑)にも関わらず、睡魔に襲われる事も無く、気が付けば約2時間の行程にてイッキに「お手紙」を完成させる事が出来たのでした。そして書き終わった直後にメール送信して一件落着でありました。
んで、そんな状況で書き綴った「お手紙」が今晩、宴の席で読まれている筈であります。いやあなんかねえ、最近また仕事上でネガティヴになっているこんな時期に不意に来たこの「お手紙」オファーで、同じような状況だった昔の事を思い出させてくれて、『叱られるのはありがたい事なんだ』と思える、エエ機会になりました。…でもまあやっぱり「叱られる」のは精神衛生上宜しくなくて嫌なのです(笑)けどねえ。あ、あとこの「お手紙」で、その昔の上司が泣いてくれると勝手に思っているのですが、現実は「コイツ、何を辛気くさい事をお祝いの手紙に書き綴っとんねん。相変わらず情け無いヤツやなあ。まあ、めでたい席だから許しといたるわ、うはは!」なんて感じで「一蹴」されているかもしれません。