がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

よどみない

ザ・ハード・スウィング

ザ・ハード・スウィング


先日、「1,100円限定復刻」シリーズで発売されたベイシーの作品と共に、ちょっと気になって一緒に購入したコチラの作品を聴いてみました。ソニー・スティット(as,ts)の、「ザ・ハード・スウィング」と言う、ワン・ホーン作品っす。でまあ、個人的に「アルト好き」ってのもあるんですけど、何でこの作品が気になったのかと言えば、その昔、まだジャズを聴きはじめの頃、ジャズのガイド本としてバイブルのように崇め奉って、掲載されている作品を必死になって中古レコード店で買い求めていた、ジャズ批評の『ハードバップ特集』号の中に、この作品が紹介されていたのでした。で、この特徴的なジャケットも手伝って、この作品をしっかりと記憶して探していたのですが、どちらかと言えば「レア」なこの作品は、名盤のように再発されておらず、中古レコード店でも見かける事も無く、結局、今まで一度も巡り会う事も無く現在に至っていたのでした。


で、そんな作品が、今回の「1,100円限定復刻」シリーズのラインナップにあるのを見て、「おお、これは買わねばっ!」と思って…などと言っておきながら、買ってから1週間後の今日になってようやく聴いてみたりしています(笑)けど。んで感想。さすがスティット、よどみのない「バップ・フレーズ」を溢れんばかりの演奏で、とても良かったのですが、惜しむらく…というかまあ、ソコが「レア盤」になった所以なのかもしれませんが、バックのリズム隊がまるでマイナス・ワンみたく「大人しい」リズム隊でありまして、もうちょっと個性的で元気なリズム隊だったらなあ…などと思ったりしてしまいました。