がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

手術当日

あっという間に手術当日。

で、予約時間の午前8時30分に市民病院の整形外科で受付を行った30分後にもう早速、手術棟に案内され、手術用の服に着替えさせられて、あれよあれよと言う間に人生初の手術室に。でその「人生初の手術室」ってのが、そりゃあもう、ドラマとかで見たまんまの手術室で、改めて「うわ、俺、手術するんや…」ってな実感がひしひしと。でももうここまで来てしまったので、まさに『まな板の鯉』な気分で手術台に。寝そべった目線の先にはデカいライトがあって「ああ、この風景、仮面ライダーの改造手術シーンと同じやわー、ビビるわー」などと思いながら緊張しつつ手術台に仰向けで寝ているその横では、スタッフの方々(ちなみにその手術室のスタッフさんの衣服は紅色(!)で統一されていて、うわ、『紅手術部隊』や!と思ったりしてました。)がテキパキと手術準備を。そして私の身体にも右腕に点滴、身体の至る所に心電図用の電極を取り付けられ、その後、執刀医の先生が手術室に入られて、まずは麻酔から開始。今回は左腕のみを局部麻酔するって事で、左腕の脇の下に注射(!)されて、「伝達麻酔」って方式で左腕だけを局部麻酔。んで、暫くして左腕の感覚が無くなって来たところで、手術する左腕と顔の間を青いシートで遮断され、手術の様子が見えない状態になり、左腕の付け根に、加圧して腕への血流を止めるための、血圧計の親玉みたいな器具を装着され、いよいよ手術開始。

でまあ、麻酔されているので、痛みはほとんど無く(途中、麻酔の効きが悪くて痛みが走って追加麻酔してもらいましたが…)、青いシートの向こう側で腕をゴリゴリとされているような感覚だけだったのですが、後半キツかったのが、手術自体の痛みではなく、「左腕の血流を止めるための加圧」でした。手術中ずっとその「血圧計の親玉」みたいな加圧器(?)で左腕の根元を締め上げられているのですが、始めは何ともなかったのですが、次第に左腕全体が「正座して足が痺れている時の痛み」に襲われて、後半はその痛みに必死に耐えながらの手術でありました。んで、その痛みを看護師さんに伝えたのですが、その加圧をストップすると、手術も出来なくなる(血流が再開すると、手術しているところが出血で見えなくなるそうです。)ので、執刀医の先生から「極限まで我慢してください」と言われ、額に汗をかきながら我慢して、なんとか手術終了まで耐える事が出来て、無事に手術は終了。青いシートの向こう側で腕にギプスを巻かれて、縫合された傷口を見る事も無く、車椅子に乗せられて、手術室を出て病棟に。で、手術室を出る間際に壁の時計を見たら、時計の針が指していたのは11時30分過ぎ。9時過ぎに手術室に入ったので、合計2時間30分の手術だった事を知ったのでした。いやあ、予想外に「本格的」な手術でしたよ。んで、今日はこのまま1日病院にお泊まり。

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左腕はこんな感じになりました。

んで、暫くは麻酔が効いたままで何ともなかったのですが、麻酔が切れた2〜3時間後、傷口周辺がジンジンと痛み出して来て、腕や指にも腫れが。看護師さんの話では、手術後は必ずこの痛みとの闘いをしなくちゃいけないのだそうな。んで、痛み止めの薬(ロキソニン)を服用しつつ、点滴で抗生剤を打ちながら、病室のベッドの上でその痛みと戦っておりました。

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点滴越しに見る病室の窓からの外の景色。病室が9階の窓際だったので、眺めは良かったです。

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18時頃に出た夕飯。「ザ・病院食」でございます。

んで結局、痛みと腫れはその後ひく事は無く、終始そのジンジンとした痛みに耐えながら、夜を過ごして手術当日の1日が終了。