がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

そこに私はいません

今日は仕事帰りに自宅最寄駅近くのショッピングモールに入っている書店に立ち寄ってコレを購入。

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文芸誌です。初めて買いました。ちゅうのも、コレに毎度お馴染み、大学ご学友の岸文豪が「大阪」をテーマに文章を書いてまして、そこで大学ジャズ研時代に出会った同期の友人2名について書いているのです。

そこには「ピアニストの彼」と「ジャズを歌う女子」が登場しまして、当然私にとっても同期の友人であり、よーく知っている2人でありまして、そこで書かれている幾つかのエピソードも当然知っているのであります。

んで実は、この文芸誌が発売された際、書店でこの文章を「立ち読み」して、雑誌自体は買わないつもりだった(笑)のです。なのでコレが発売された当初、大型書店でこの文芸誌のその文章だけを立ち読み(笑)して、しかもそれを数回繰り返して(笑)、それでOKとしていたのでした。

が先日、名古屋市街の大型書店ではこの文芸誌を見かけなくなった頃になってふと、家の最寄駅のショッピングモールに入っている書店にふと立ち寄った時にコレを見かけまして、再び岸文豪のその文章を読んだ時にふと、「あ、この時代この場面に自分も確実にそこにいたのに、自分は出て来えへんのやあ…」とか、勝手に思ってしまったのでした。

そう思ってまたこの文章を読むと、当時の事を懐かしむ想いと同時に、当時から大してラッパも上手くなくて存在感も無い自分はこの頃からずっと「その他大勢」やったんだろうなあ、それは今になっても同じやなあ、シッカリせなアカンなあ…とか思ったりしたのでした。

でそんな気分にさせる、この岸文豪の文章を手元に置いといて「発奮材料」にせなアカンと思い、購入する事に。

…ま、所詮は自分勝手な妄想(笑)っすけど。