がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

ジョイスまでは良い

Apple Musicのニューリリースで見かけてふと聴いてみたコレがエエ感じでした。

ジョアン・ジルベルトのトリビュート・アルバム。詳細は↓コチラ。

www.universal-music.co.jp

梅雨時の蒸し暑い中で、涼を求めてなんとなくチョイスしてみたところ、意外にも「聴けて」しまって、面白く無かったら聴くのをやめようとか思っていた(笑)のに、気付けばどんどん聴き進めてしまったりなど。

いきなり冒頭からジョアンの代名詞「イパネマの娘」から始まって、わあめっちゃ安易、安っぽいコンピレーションな予感(笑)とか思ってしまいましたけど、不思議と心地良い。

その後も私が聴き覚えがある位な、怒涛の名曲ラッシュが逆に潔くて好印象で、海辺をドライブしながら聴きたいなー(笑)などと、コチラも安易な発想をしながら聴き進め。

ブラス・セクション入りアレンジが施された「Minha Saudade」では、途中で

クールの誕生

クールの誕生

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 このマイルスの「クールの誕生」収録曲の『Rocker』のフレーズが差し込まれて、ついついニヤリとさせられたりするなど、好印象な曲が続いたのでした。

そして終盤の13曲目には、一時期ハマったジョイスによる『Estate』が。これも久々に聴いたジョイスの歌声が圧巻で素晴らしくて、コレは良いコンピレーションだわーと反芻しつつ、残りの2曲を迎えたのですが…

次のトリが『All of Me』。急にスタンダードジャズ。そして最後の大トリがボサアレンジの『蛍の光』で…この2曲にちょっと興醒めしてしまいました。なーんか、今まで幹線道路の本線を順調に走っていたのに、最後に急にスピード落として細い側道に入ってフィニッシュみたいな、そんな印象。ジャイスまででならバッチリだったんですけどねえ、このアルバム。