がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

現実にホッと胸を撫で下ろす(フォーリング 50年間の想い出)

今夜は4週間振りに「週末夜更かし映画鑑賞」をば。

退社時間と折り合いの良い時間で上映されていた、この作品を観ました。

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「フォーリング 50年間の想い出」って作品。こんな内容っす。今回は「映画.COM」さんからパクりました。(笑)

「グリーンブック」などの俳優ビゴ・モーテンセンが監督デビューを果たし、自身の親子関係を反映させた半自伝的な脚本をもとに描いたヒューマンドラマ。航空機のパイロットであるジョンは、パートナーのエリックや養女モニカとロサンゼルスで暮らしている。ある時、田舎で農場を経営する父ウィリスが認知症となり、引退後に住む家を探すためジョンのもとへやって来る。ジョンは思春期の頃から保守的な父との間に心の溝があったが、認知症で過去と現在の出来事が混濁する父と向き合ううちに父子の50年間の記憶がよみがえり、不器用な父の秘めた思いに気づいていく。

…なんか色々と「複雑」な内容でしたなあ。認知症を発症した田舎暮らしの父親がもう、めっちゃステレオタイプな保守的な田舎のクソジジイ(笑)で、そんな息子がゲイで、過ごしてきた家庭環境もあれこれあって…と、そんな「複雑」な家族の物語。

最初は認知症の父親が、乗っている航空機内で騒ぎ出すシーンがちょっとコミカルだったんでほっこりしていたのですが、次第にクソジジイっぷりが爆発して、感想欄にも複数の方が書いておられましたが、「観ていてちょっとしんどくなる」作品でしたかなあ。個人的には内容的に「泣ける」と思ったのが肩透かしな印象。までもそんな気分にさせるほどの迫真の演技をされるキャスト陣は流石だと思いましたけど。

で、観終えて真っ先に思ったのが自分の父親の事。このクソジジイとほぼ同世代なうちの父親ですが、忘れることは多くなったもののまだまだしっかりしていて、最近はちょっと発熱したりしてるけどまだまだ元気で健康で、そして何よりも穏やかな性格で、そんな現実を思ってホッと胸を撫で下ろしたのでした。そう思わせてくれただけでも、この作品を観た価値があったかも。(笑)

余談ですが、窓口で「フィーリング1枚っ!( ー`дー´)キリッ」と、自信たっぷりにコールしたら、やさしそうな店員さんに、さも聞かなかったような体で『フォーリング1枚ですね』と返していただきました。ああ恥ずい。(笑)