がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

爆音の底力

でまあ、行ったのはいつもの「Jam Jam」さんで、いつもなら「フルバン」カテゴリや「紀行」カテゴリに入れて一緒くたにしてますが、最近「ジャズ喫茶」カテゴリを作ったのに、そこにこの店を入れんかったらアカンやろって事と、今回改めてこのお店の「底力」を感じた事があったんで、単枠指定に。(笑)

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はい、いつもの出入口前画像。今日は18時30分頃やったかな?入店時刻は。

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で、日曜日のそんな時間だったからか、リスニング席は無人くんで、なので久々に最前列席に。

そして今回はコレまた幸先良く?着席後直ぐにかかったのが、教祖クリフォード・ブラウン様(笑)の「ジャズ・イモータル」で、その後もまあまあな内容のレコードが続いて「お、今日はなかなかエエ感じやん」と思いつつ1時間が経過した頃にかかったのが、どこからどう聴いてもジョン・コルトレーンのテナー。そしてバス・クラリネットっぽい音だからエリック・ドルフィー?聴き覚えがないので、音を聴かせて楽曲を検索するアプリで調べたら、

スピリチュアル

スピリチュアル

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コレが出て来たけど、どうも違うっぽい。でもコルトレーンだしエエか…と思いつつ聴いていたら、その次に流れ出したのがど迫力のドラムソロ。コレがまたどう聴いてもエルビン・ジョーンズ。それがもう、まるで目の前でエルビンが叩いているかの様な臨場感…って言うと少し大袈裟かもしれへんけど、実際にエルビンの演奏は在りし日のブルーノート大阪で近距離で聴いた事があって、その時の光景っちゅうか、エルビンが叩いている姿が見えたんですわ。

そしてドラムソロの後に出て来たのは、

至上の愛(SHM-CD)

至上の愛(SHM-CD)

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「至上の愛」の『パート3:追求』が。でもこのレコードじゃない、ライブ録音っぽいヤツ。んで、その時また爆音の向こうに「見えた」んですわ、コルトレーンが、エルビンが、マッコイが、ギャリソンが。(笑)

ちょっと爆音で「イッてしもてた」かもしれんけど、いやー久々に爆音の、Jam Jamさんの「底力」をヒシヒシと感じましたな。やっぱりココはスゴいわ。

…と感動していたら、曲の終わりかけにスッと別の曲がフェードインして来て、それが軽薄な8ビートの曲。で、あ、マスターのDJタイムが始まっとるわ(笑)と気付いて店を出る事に。

以前、SUBの長谷川氏と話した事があったけど、このJam Jamさん、今日みたいなめっちゃ「アタリ」の時もあれば、しょーもないレコードばっかりかかる「ハズレ」の時もあって、「ハズレ」の時なんか、しょーもないレコードを爆音で聴かされるとイヤになる(笑)んだけど、今日みたいな時があるんでやめられへん(笑)のですわ。

でもやっぱりこんな振動を感じる程の爆音でレコードを聴かせてくれるジャズ喫茶って、全国的にも貴重で数少ないと思いますわ。なのでこれからもずっと存在し続けて欲しいです、Jam Jamさん。