がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

奈良・二上山(雌岳)〜屯鶴峯

お休み。天気はまあまあ。って事で山行っす。今年に入ってもう4座目。いやあ良いペース(笑)ですよ。んで本日は例のガイド本から大阪と奈良の県境にある二上山の雌岳から屯鶴峯へと向かうコースを選択。でもってまずは二上山の雌岳へと。標高は474メートルですよ。



スタート地点は當麻寺と言う名刹。飛鳥時代創建のお寺だそうな。で、山行前にちょっとだけ境内を散策。いやあ、美しい本堂です。そして當麻寺を後にしていよいよ登山口へ。ちなみに二上山には雄岳と雌岳の2つのピークがあるのですが、今回は例のガイド本に従って雌岳のみを目指す事に。人気のある登山コースだけあって誠に良く整備された登山道。コースの殆どが丸太階段になっておりました。いやあ、ありがたいなあと思う反面、この丸太階段ってのは微妙に自分の歩くペースを崩されるので、ちょっとしんどくなる時もあるのですよ。で、そんな登山道を登る事小一時間で目指す雌岳の山頂に到着です。



山頂には広々とした広場が広がっておりました。眺望もなかなか。でも今回は曇天気味で余り眺望はよろしくなかったので山頂からの眺望画像は良いモノが撮れなかったので割愛いたします。



んで、山頂広場を後にして「ダイヤモンドトレール」へと進みます。金剛山へと続く自然歩道コース。こちらも当然、しっかりと整備された登山道。でもってその「ダイヤモンドトレール」を辿って次なる目的地、屯鶴峯へと向かいます。でこの「屯鶴峯」ってのは、

二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化・浸食を経て奇岩群となった標高約150mの岩山。

だそうです。だから正式には「山」とは呼べないのかもしれませんけど、後述しますがこの屯鶴峯から終点までの行程が先の二上山よりはるかにワイルドかつスリリングでしたので、山行としてカウントしました。いや、カウントさせて(笑)下さい。



で、ダイヤモンドトレールを辿って二上山を下山すると、結構交通量の多い車道に突き当たります。その道を西に5分程度歩くと目指す屯鶴峯の入口へ。手前にはこんな看板が。しっかしまあ、『どんづる峯』ってひらがなで書かれると何となく間抜けな感じがします。んで、階段を上ると目の前にはこんな風景が。



白い奇岩の群れ。山と言うよりも何だかセメントの採掘現場みたいな感じでした。当然登山道なんてモノも無し。何処からでも良いので適当に登ってね!って感じですので、適当に白い岩をよじ登ってみたり。なかなか面白い。でも問題はそこからです。例のガイド本にも『道標は無いのでテープを頼りに尾根筋を北方向に歩いて谷筋を東に進むと…』とか書いてあるのですが、どれが尾根筋なのか皆目見当がつかず。でまあとりあえず北方向に進んでみると細い木の枝に赤いテープが結びつけられたそれらしき踏み跡が。方角もしっかりと北方向。お、これだ!と思っていざその踏み跡に突入してみるとその先は…



こんな感じ。獣道状態。まあでも踏み跡はしっかりと確認できますし、方角も合っているので、目の前を遮る笹やらその他植物をかき分けて進みます。途中で笹じゃ無いトゲトゲの付いた植物を素手でかき分けて切り傷を作ったりして何だかもう軽くアドベンチャー気分。ちょっぴり不安ながら方角を何回も確認しつつ進んでいくと、採掘現場みたいな場所に出て、その先には目標の国道が。そして終点の近鉄関屋駅にも無事に辿り着いて本日の山行を終えましたよ。