がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

本格派…過ぎ?(桜田門外ノ変)

本日はこの「桜田門外ノ変」を鑑賞。これまたいつも参考にしている映画評論家さんが高評価していたので観てみたくなったのでありました。襲撃の指揮者、水戸藩士の関鉄之介からの視点から「桜田門外ノ変」を描いた本格時代劇映画であります。でまあ、その触れ込み通りのなかなかな「本格的」な作品でありました。と言うか個人的にはそれ以上に「好き嫌いが分かれそうな作品だなあ…」って感想でしたかな。なんだかとってもドキュメンタリータッチで、歴史に余り興味が無い人とかは途中で飽きるんちゃうかなあと思ってしまいました。


襲撃に参加した水戸藩士全員の末路も、やたらと「丁寧」に描かれています。んで、巷のブロガーさんも書いていましたけど、丁寧過ぎて失笑してしまったのが『襲撃後に捕らえられた7人の水戸藩士が死罪を言い渡されるシーン』であります。奉行所のお白州にその7人がずらっと並んで座らされていて、7人一斉に「死罪」が言い渡された後に、なんと、「ひとりずつ」引っ立てられて行きます。ひとりずつ。『立て!』『ひったてえぃ!』の後にテロップで『名前と享年』が。これが7人なので7回連続で行われます。水戸藩士の末路を1人ずつ丁寧に描きたかったのだろうとは思いますが、さすがにコレは「ムダ」なような気がしてしまったんですけど。ちなみにそんな丁寧なつくりのためか、上映時間は堂々の137分(笑)でございます。


とは言え個人的には137分の長尺ながらも飽きる事無く鑑賞出来て、なおかつ迫力の襲撃シーンも良かったのですが…やっぱちょっと本格派「過ぎ」かなあとも思ったりした、そんな感想でした。