がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

ちょっと残念

本日のメイン行事はもちろん、ロイ・ハーグローヴ(tp)クインテットの名古屋ブルーノートでのライヴ。ちゅう事で、行ってまいりました、

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はいー、2nd Setにて、観に行ってきました、ロイハー。で、看板にも「当日券あり」とかあるので、お、結構エエ席が空いてるんちゃうか?と、期待しつつ入店してみたところ、さすがロイハー、期待と予想を裏切って、ほぼ満席に近い客の入りでして、ステージ真正面のカウンター席は埋まっており、サイドのカウンター席に陣取る事に。までも、この席だとステージに近いというメリットが。

で、いよいよこれからロイハー!と、期待に胸を膨らませながら開演を待っていたのですが、後から隣に座った2人組の会話によると、先程、トイレに行った際に、出入り口付近にロイハーが居たらしく、曰く、「体調が悪そうで、元気がなかった」との事。でふと、ここに来るまでにツイッターで、昨日までの東京公演の情報を漁ってみたら、同様に「体調悪そう」とか、「しんどそう」とか、「あんましラッパ吹いてなかった」とか、そんなネガティヴな情報が多かったのですが、今日はもう回復して元気に…と、願っていたのに、そんな直前情報を聞いて、また心配になったりなど。

そしていよいよ、ライヴがスタート、そしてロイハーが登場!…したかと思えば、重いと言うよりも、ヨタヨタした足取りでステージの中央へと向かい、そこにセットされた椅子に座ってラッパを吹き始めたのでした。そしてラッパは、インダービネンからチェンジしたカーボンベルのトランペット、「ダ・カーボ」でありました。初めて生で聴く、「ダ・カーボ」の音でありましたが、やはりちょっと弱々しい印象。

いやー、相当体調が悪そうでした。結局終始、椅子に座ったままでした、ロイハー。ステージの中央で椅子に座るその姿は、「老人」に見えてしまう程で、なんか痛々しい姿でしたなあ。で、当然、ラッパの調子も悪くて、高音域がキツそうで、中低音域で構成したフレーズがほとんどで、ソロも短め。でもそんな中、さすがロイハーと思ったのは、そんな悪い状況でも、ツボを押さえたパフォーマンスが、なんかカッコエエんですわ。

で、それとは対照的に、盟友のジャスティン・ロビンソン(as)は、いつものように元気にブリブリ、ゴリゴリと、「エグい」(笑)フレーズを吹きまくりで、いやあ、カッコ良かったっす。あと、リズム・セクションの新人御三方も、地味に上手かったです。

とまあ、そんな状況ながらも、しっかりと1時間超のパフォーマンスを観せてくれたのですが、いやあ、個人的にはちょっと残念でしたかなあ。

イメージとしては、 

Live at the New Morning [DVD] [Import]

Live at the New Morning [DVD] [Import]

 

 このDVDと同じパフォーマンスが観られると思っていたので。でもそれ以上に、ロイハーの体調が心配になってしまったのでした。まだ薬物に依存してるとかもいう話も聞くし…ねえ。