がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

行き当たりばったり大阪ジャズの旅

進路がいつもと反対の台風12号は夜中に過ぎ去っておりまして、朝、目が覚めた頃にはもう雨もやんでおりました。

で、目覚めて窓を開けてみたら、通天閣前の東横イン2Fの部屋からの眺めはこんな感じでした。

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酒の穴に赤垣屋。新世界らしい、一杯飲み屋が軒を連ねる風景でございました。いやあ、エエ感じっすなあ。

んで、どーせ外は灼熱なので、チェックアウト時間ギリまで粘って宿を後に。そして、10時チョイ前に出て向かったのは、

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はい、天満にある練習スタジオでございます。

ええ、当初から今日の午前中はスタジオに入ってラッパの練習をしよう!と思っていまして、なので関西一円をネットワークする某「ベースオントップ」さんの会員カードを持参していたのですが、さすがに日曜日なだけあってか、どこのスタジオも予約で埋まっておりまして、2時間空いている場所が無く、ならばと他の音楽スタジオをググったところ、天満にあるスタジオが11時から2時間空いていたので、そこへ行く事にしたのでした。

で、行ってみたらそこは雑居ビルを改装したようなスタジオで、エレベーターが空いたらすぐにスタジオの扉みたいな狭小スタジオでして、でもラッパの個人練習には何ら問題無いので、ドラムの無い四畳半程の部屋にて2時間、個人練習を。

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持参した『トランペット これでは吹けない』を、初めてじっくりとやってみました。結果。余計に『沼』にハマって終わりました。(笑)

そして2時間の個人練習を終えて13時から、本日は週末の金土日の13時から17時までしか営業しない、幻?の名門ジャズ喫茶、香里園の『ブルーライツ』さんに行くべく、ラッパ等の荷物をコインロッカーに預けてから、京阪電車香里園駅へ。

んでその前に、昼飯を喰おうと思い、調べたらなんと偶然にも、ブルーライツさんへと向かう路線バスの1駅手前に「いきなり!ステーキ」が忽然と存在(失礼)している事を知り、ならば折角だからって事で、まずはその「いきなり!」さんへと向かったのでした。

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ありました。東香里のツタヤの横に。

…が、なんかちょっと様子がおかしい。開いていなさそうな雰囲気。で、中に人が居るので向かってみると、その方々が暗い店内から出てこられて、曰く「この前の地震で外のダクトが壊れてしまって厨房が使えないから臨時休業中らしいわよ」って話でありました。がーん。

で、建物の屋根から隣の建物へと延びるダクトへと目を向けてみると、

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ご覧の通り、途中で破損して切れておりました。ああ残念。

ちゅう事で、何も食わずにバス停1駅分を歩いて本目的の「ブルーライツ」さんへ。

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で、入口の扉を開けると…む?コチラもなんかちょっと様子がおかしい。あれ?今日はなんかのイベント?通常営業してないの?折角来たのに入れない?…と若干焦りつつ聞いてみると、やっぱり今日はイベントの日で、関西ジャズ協会会長の大塚善章(p)さんを迎えての「Jazz トーク&レコード鑑賞会」だそうでして、でも丁度、今から始まるところで、席も空いてるので、宜しかったらどうぞとの事でして、折角なので参加させていただく事に。

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大塚先生の解説付きで、1枚のレコードから1曲ずつ、全部で12曲を聴く鑑賞会。今回は頭文字が『M』から始まるミュージシャンの特集でした。

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コンクリートホーンの音はやっぱり良かったです。そして大塚先生のトークも面白くて、チョイスされた作品も聴いた事が無いヤツが多くて、予想外に面白かったです。余談ですが、画像に映る他のお客さんの姿からもお察しの通り、年齢層の高い(笑)鑑賞会でありまして、多分自分が最年少(笑)だったかも。

そして鑑賞会終了後、他のお客さんからのリクエストで大塚先生が30秒ほどのソロピアノ演奏され、それをありがたく拝聴してから、意を決して大塚先生の元へ。

実は大塚先生、大学の大先輩でありまして、しかも軽音楽部のOB。そして関西ジャズ協会の会長で、まさに「大学直系のジャズ界の大先輩」なのですが、こちとら、その軽音楽部を辞めてジャズ研を創った初代創設メンバーのひとりなので、軽音楽部OBの大塚先生にとっては『軽音のジャズを瀕死の状態に追い込んだ極悪人』(笑)とか思われているかもしれんなあ…と、ずっと戦々恐々?としていたのですが、ここ最近はウチのジャズ研出身のプロミュージシャンをメンバーにしてライブをしたりしてくれていて、何かと後輩がお世話になっているので、これは今が何かのタイミングと思いまして、思い切って大塚先生に声をお掛けしようと思ったのでした。

で、いざお声を掛けてお話ししまして、大学の大後輩でジャズ研創設メンバーのひとりである事を話すと、ジャズ研の事も良く存じておられ、なんと「今年で30周年らしいなー」とか、そんな事もご存知で、聞けばジャズ研の現役生に聞いたとかで、他にもジャズ研OBの後輩プロミュージシャンたちの名前もポンポンと出されたりで、予想外のフランクなムードでの会話が出来まして、なんか嬉しかったのでした。

と、そんな予想外に大充実の鑑賞会を終えてお店を後にしたのが17時過ぎ。

でまあ、あとは帰るだけなのですが、先の「いきなり!」でスカされた結果、口がもう「ステーキの口」(笑)になってまして、なので、

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はい、いつもの法善寺まで足を延ばしまして、

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しっかりと営業してはった、いきなりの法善寺店さんにて、晩飯としてキッチリと「肉を喰ら」ったのでした。(笑)

んで、肉を喰らって欲求を達成して満足して(笑)帰途に。

とまあ、なんか「行き当たりばったり」な旅程でしたけど、予想外に充実した本日でありました。