がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

「普通」ってなんだ?(正欲)

有給休暇の月曜日。

で、今日は午前中に父親の定期検診で病院へ連れて行くために有給休暇を取得しまして、なので昼過ぎまでは両親と共に病院へ。余談だけどその父親の「定期検診」ってのが、

gan-jazz.hatenablog.com

この5年前の膀胱がんの手術の経過観察で、5年が経過した今回の検査で何も無ければ「卒業」との事で、結果は…今回も何も異常は無く、晴れて「卒業」に。よかったよかった。

閑話休題

んで午後からは地元シネコンへ映画鑑賞へ。これを観ました。

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「正欲」です。読み方は「性欲」と同じで『せいよく』でありまーす。どうでもいいか、そんなプチ情報。(笑)

でこんな作品。

第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を、稲垣吾郎新垣結衣の共演で映画化。「あゝ、荒野」の監督・岸善幸と脚本家・港岳彦が再タッグを組み、家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。

横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突を繰り返している。広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月は、中学の時に転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。大学のダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる。学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画した神戸八重子は、大也のダンスサークルに出演を依頼する。

啓喜を稲垣、夏月を新垣が演じ、佳道役で磯村勇斗、大也役で佐藤寛太、八重子役で東野絢香が共演。第36回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。

2023年製作/134分/G/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2023年11月10日

いやー結構「衝撃」を受けました。色々考えさせられた。

「普通」ってなんだ?って、自分はそう思ってしまった。マイノリティな嗜好を持つ人が「普通」の中で生きる辛さみたいなのがクローズアップされていて、多かれ少なかれそんな嗜好を持つ身としては共感を覚えつつ、反面「普通」を善しとする、稲垣吾郎さん演じる検事が悪者みたいに描かれている部分に違和感を感じたり、でも主人公たち「マイノリティ」が自分なりの幸せを求めてそれが叶っていく光景を見て安らいだりとか…まあなんかそんな感じで、久々にあれこれと考えさせられたなあ。

そして終盤の展開がまた「衝撃的」だったし。主人公たちが「幸せ」になっていって、ああ、良かったなあって思っていたら…これ以上はネタバレだたら書かないけど、見ていて

Σ(゚Д゚;エーッ!

ってなりました、久々に。ちゅう事で、良作な邦画でしたよ。