がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

長野・木曽駒ヶ岳(リベンジ)

5連休も4日目。で本日は1日だけインターバルをおいて連続で「がっつり山行」を。向かう先ははい、先般悪天候にて無念の途中撤退(→2009-07-27 - がんぶろ)となった木曽駒ヶ岳へのリベンジ山行でありまする。で、先般同様「駒ヶ根まるごとバリューきっぷ」と言う、お得な高速バスプランを利用。朝の7時30分に名鉄バスセンターを出発です。ちなみに肝心のお天気は…前回とは違って快晴の中を出発。道中もずっと快晴で、ああこりゃあ完全にリベンジ達成いやそれ以上に快晴の木曽駒を堪能出来そうですよ…と、ワクワクしていたのですが、



前回同様のルートでロープウェイ千畳敷駅へと到着してみれば、…ご覧の通り微妙な空模様。一昨日の乗鞍岳同様、下界は快晴でも山頂はガスっていたりするのでありました。とは言いながらまあこれならば「及第点」かなあ…って事で、約2ヵ月振りのリベンジ山行をスタートです。



でまずは前回同様、この岩場の八丁坂から乗越浄土へと向かいます。ま、やっぱり微妙にガスっていたりします。で、2度目って事で勝手知ったる(?)八丁坂をガシガシ登り詰めると30分程度で乗越浄土に到着。



で、乗越浄土からはこんな風景が。おお、前回は真っ白で何も見えなかったのに、この先向かう中岳もはっきりと見る事が出来ますよ!…と、ちょっぴり感動してしまったのでありました。でそのまま中岳へと続く穏やかな縦走路を進みます。



途中すぐの分岐にある宝剣岳の雄姿を。木曽駒ヶ岳山頂登頂後の帰りに登る予定にしているので、行きはスルー。後の楽しみに残しておきますよ。



で、穏やかな稜線を登って行くと、程なく中岳へと到着。目の前には目指す木曽駒ヶ岳の穏やかな山頂が。ありゃ、微妙にガスって眺望が無くなってしまいました。



そして遂に念願の木曽駒ヶ岳山頂に到着。いやあ、リベンジ達成であります…と言いつつも気が付けば微妙にガスって眺望の望めない山頂なのでありました。微妙に残念なリベンジ。でまあ気を取り直して山頂にて昼食を。朝に買い込んだおにぎりを頬張って小休止を。んで、しばし山頂を堪能した後、そのまま元来た道をピストンで下山。行きにスルーした宝剣岳へと向かいます。



んで、中岳を経由して順調に宝剣岳手前の分岐に到着。木曽駒ヶ岳登山の「締め」として宝剣岳の頂上へと向かいます。でこれがその宝剣岳頂上への登山口。何だか今までの穏やかな縦走路とは違って岩だらけの道。うわあ、こりゃあ手こずりそうですよ…と思いつつ先に進むと、手こずるどころかもう、鎖の設置された岩場の連続。足下は切り立った崖みたいな場所もあってなかなかの難所。そんな岩場を「いつかは登りたい劔岳の予行演習じゃー」などと思いつつ慎重に頂上へと足を進めます。と途中で後から来たえらく元気なお父さんと合流と言うか追いつかれてしまった後、そのお父さんの後ろについて一緒に山頂へと向かう格好に。話をしてみるとそのお父さん、木曽駒ヶ岳には過去5回程登ったけれど、この宝剣岳には登った事が無かったとの事。で今回、歳も歳なので最後に登っておきたい(笑)ので、お連れさんとは別行動で登る事にしたとのお話。で、そのお歳を伺ってみれば何とまあ、父親よりも上でした。いやあ、そんなにお元気ならば、最後と言わずまだまだ登れますよ、お父さん。



でそのお父さんの後ろについて岩場をクリアする事約20分、遂に宝剣岳の頂上に到着。これが宝剣岳の頂上ですが…このすっくと天に延びているこのオベリスク状の岩のてっぺんが真の「頂上」なのであります。当然この岩によじ登ってましてやその上に立とうなど、そんな怖い事、出来る訳が無いよなあ…と思っていたら、



同行していたお父さんがそれを実行してしまいました。…か、かっくいー、お父さん。そのお姿、まるでリオの「コルコバードの丘のキリスト像」みたいですよ。神々しい(笑)っす。かく言う私は当然そんな事出来る筈も無く、せめてもの悪あがきって感じで、岩の横まで行ってその岩のてっぺんをナデナデしたのでありました。んで、そのお父さんの後ろについて下山開始…したものの、身軽なお父さんとは下山するペースが合わず、結局お父さんは「お先に下りますわ」と一言告げて、急峻な岩場をひょいひょいと下山していったのでありました。いやあ…お父さん、やっぱかっくいーっす。で何とか私もその急峻な岩場をクリアして下山完了。宝剣岳、なかなか手強い「岩の殿堂」な山でありました。メインの木曽駒ヶ岳よりも印象深いピークハントでありましたよ。



でその宝剣岳の下山地点から乗越浄土方面に目をやるとその先には綺麗な山容の伊那前岳が。伊那前岳へも縦走路が続いているのですが、今から登るには時間が足りなさそうなので、次の機会にするとします。いつになるのかはわかりませんけど。んで、その後は宝剣岳のすぐ近くにある「宝剣山荘」に立ち寄って登頂記念のピンバッジを買い求めた後、乗越浄土から八丁坂を下山して千畳敷へと戻ります。



相変わらず下山道中でも周りの「ギザギザ」が格好良くて、思わず目を止めてしまう事しばし、でございます。



下山しながら千畳敷カールを見下ろします。微妙にガスり気味。紅葉は…もう終わってしまったみたいです。でもコレはコレで綺麗っす。で、八丁坂をトコトコと下山していると途中で見覚えのある服装の人が。はい、宝剣岳でご一緒したあのお父さんが、下山途中でお連れさん達と休憩していました。思わぬ再会。で、挨拶を交わしてここでは私が先に下山(笑)を。お連れさんのペースに合わせて下山されているみたい。んで、そんなこんなであっという間に下山完了、千畳敷へと下りてきたのでありました。



千畳敷から改めて先程までいた宝剣岳方面を見上げてみる、の図。いやあ、もうちょっと天気が良ければなあ…などと思ってみたり。でその後は余裕を持って少し早めに千畳敷を出発して下界(笑)の菅の台に。んで、帰りの高速バス到着までの時間をまたまた「こまくさの湯」にて過ごしたのでありました。相変わらず気持ちの良い日帰り温泉施設でありましたよ。んで、温泉に入ってサッパリしてから高速バスに乗り込んで実家に無事帰還。てな事で、木曽駒ヶ岳のリベンジ山行も無事に完了したのでありました。