朝、ウェブをチェックしていたらこんなアルバムがリリースされているのを知りました。
お、ボビー・ワトソン(as)や。懐かしい名前やなあ。へー新作なんかあ…とか思いつ、その下段にクレジットされているサイドメンの名前を見て思わず「!」となってしまったのでした。その名前は、
- STEPHEN SCOTT
はい、ピアノがなんと!スティーヴン・スコットなのでした。
でそのステーィヴン・スコットさんと言えば、
Remembrance: Live at the Village Vanguard
- アーティスト: Harper Brothers
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/01/29
- メディア: CD
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北川師匠が渡米後すぐに参加した「ハーパー・ブラザース」にも参加していて、CD発売されたこの『Remembrance:Live at the Village Vanguard』で初めて聴いたそのプレイがめっちゃカッコ良くて、わーこりゃまたカッコエエピアニストさんやなあ…と思っていたらやっぱりジャズシーンでどんどんクローズアップされ始めて、リーダーアルバムも立て続けにリリースしたり、そしてさらにはかのソニー・ロリンズ(ts)のバンドのレギュラーピアニストになったりして、わー、大出世やなーとか思いつつ、『北川師匠つながりミュージシャン』って事で応援?注目?していたのですが、ある時から名前を見なくなっておかしいなあ?と思っていて、その後ツアーで帰国していた北川師匠と話をした際、ふとステーヴン・スコットの話題になり、最近名前を見ないけどどうしているのかを聞くと、どうも今はジャズシーンからは退いて、別の職業で生計を立てているとの事で、ああ残念だなあと思ったのでした。
んで、そんなステーヴン・スコットさんの名前を突然見つけたので、思わず「!」となってしまい、早速このアルバムをApple Musicで検索してみたら、ラッキーな事にUPされてまして、リーダーのボビー・ワトソンさんよりもスティーヴン目当てで、今日の「通勤のお供」にチョイスしたのでした。
いやあ、ステーヴンのピアノは健在でした。90年代に歓喜した時と同様の「キレ」でありました。なんか嬉しくなりましたなあ。
対して、リーダーのボビー・ワトソンさん、こちらも90年代によーく聴いていたブリブリのアルト吹きさんでして、晩年のジャズ・メッセンジャーズに在籍していた頃の演奏が未だに耳に残っているような、そんな馴染みのアルト吹きさんなので、ちょっと楽しみにしていたのですが…久々に聴くとやはりン10年前の演奏とは違った印象でしたなあ。90年代のサル顔満載な頃のブリブリブリブリブリルハート!(意味なし)のイメージでずっといたので…やっぱなんか「年とった」って印象でした。音のピッチも少し不安定な印象でしたし。自分の事は棚に上げてますけど。
までも、何れにしてもご両人、お元気そうで何よりって事で、ちょっと嬉しい1枚でした。