がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

ニュースで見た事あるヤツ

朝、いつもの時間にいつもの電車に乗車。

と、名古屋駅の1つ手前の駅、枇杷島駅を通過して少し経った地点で、乗っていた電車が急停車。

んで、この時間帯はもちろん満員電車で立ってる状態なので、おいおいなんやねん…とか思いながら待っていると、車内アナウンスで「列車に異常を感知したので緊急停止しました。もう少しお待ちください。」との事。

でまあ、過去にもこんな状況に出くわした事は幾度かあって、その時はまあ、大体長くて10分もすれば運転再開してたので、あちゃーと思いつつ、しゃあないなあ、早く復旧して運転再開してくれよーってな感じで待っていたのですが、今回は動き出さないまま10分、20分…と時間が経過して、立っているのがちょっとシンドイ状態に。

でも、こんな線路の途中で動かなくなった電車内ではどうしようもないので、ジッと耐えて電車が動くのを待っていたのですが、車内アナウンスは「もう少しお待ちください。」の繰り返しで、待てど暮らせどいっこうに動く様子がないまま、なんと40分が経過。んで、ここまでになってしまうともう遅刻しそうなので、とりあえず職場の上司にメールで状況を説明して遅刻しそうな旨を連絡。

がしかーし、その後も動く気配は一向にないまま時間だけがどんどん経過して、その間に始業開始時間の午前9時は過ぎ去り、確実に遅刻の身となってついには1時間30分が経過。と、その頃になって車掌からの車内アナウンスが、

この電車は運行が不可能となりましたので、恐れ入りますがお客様は後ろから順番に列車最後尾より線路に降りていただいて、線路上を歩いていただき手前の枇杷島駅まで向かっていただきます。枇杷島駅からは名古屋駅までの代替バスを手配中ですので、そちらにお乗りください。

と、急転直下な「お知らせ」を。で、そのアナウンスに頭と身体(主に立ちっぱなしで疲弊した足腰)がクラクラしつつ、一方では

「え!それってアレやん、テレビのニュースで見た事のあるヤツやん、アレやるの?出来るの?今から?俺が?」

と、不謹慎ながらもなかなか体験出来ない事が今から出来る事に、思わず心踊って(笑)しまったのでありました。

と言う事で、人生初の「電車から線路内に降りて線路を歩いて最寄駅へと向かう」と言う、なかなか経験出来ない経験をする事となったのでした。

が、列車最後尾の車両の乗客から順番に線路へと降りる手順で、前から4、5両目に乗っていたため、そこからまた30分程度順番待ちした後、緊急停止して車両の中に閉じ込められてから実に2時間程度が経過した頃になってようやくウチの車両の乗客が後方へと移動し始めて「脱出」する事に。

んで、

f:id:gan_jazz:20171213070941j:plain

1列になって8両編成の列車の最後尾へと移動。

そして最後尾の車両に到達後、車掌室の前方の扉に取り付けられた簡易な梯子から線路へと降りたのですが、

f:id:gan_jazz:20171213071417j:plain

さすがに電車から線路へと降りる時は撮影出来ませんでしたんで、この場面だけ某新聞社のウェブサイトから画像を拝借。こんな感じで車両の外に脱出して、

f:id:gan_jazz:20171212101014j:plain

1列になって線路上を駅方面へと歩きます。なのでこれ以降、画像には私の前を行くおじさんの背中がずっと写ります。(笑)

f:id:gan_jazz:20171212101156j:plain

急停車の原因は架線の損傷だったらしく、すでに修理工事が始まっていました。

f:id:gan_jazz:20171212101342j:plain

そして線路上を歩いて5分程度にて、目的地の枇杷島駅が見えて来ました。

んで、退避先の枇杷島駅に到着後は「名古屋駅までの代替バス」に乗れば名古屋駅まで行けるのですが、当然、駅前にはその代替バスを待つ行列が出来ていたので、あ、こりゃもうアカン…と、早々に諦めて、枇杷島駅からは徒歩で職場へと向かう事に。

そして歩いて約1時間にて職場の事務所へと到着。時刻はもう11時30分になってました。

…いやあ、エエ経験させていただきました。もうエエっすけど。(笑)