がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

未踏都道府県補完でグンマーの旅

お盆休みも残り3日。

でも予定があるのは、最終日曜日のフルバン練習帰阪のみ。…と、その前の金土の2日がなんだか勿体無く思い、折角だからまた「ぼくのなつやすみ」第2弾でもしようか、なら、最終日曜日は大阪入りやから西に行こうか、いや、西はこの前九州方面に行ったばっかりやしなー…とあれこれ思案した結果、金土の2日で東京に行って、ジャズ喫茶巡りしたり、大学ジャズ研OB関東方面隊のみなさまに声を掛けて久々に会ったりしようかと。

でもそれも2日間は要らんか…と再び思案し、ならばライフワークの「未踏都道府県補完」は?関東でまだ未踏なのは…あ!ありました!それは、「グンマー」こと、群馬県っす。

とか言いつつ、高校の修学旅行が長野県の軽井沢で、でも確かその時に「鬼押出し」って名勝に行ったような記憶があって、調べてみるとそこは群馬県なのでなら未踏じゃ無いやん!って話なのですが、記憶がとても曖昧なので、それならグンマーは「未踏県」とする事に。

と言う事で、初日の金曜日は群馬に、2日目は東京、3日目に東京から大阪へ直入りの旅程を組む事に。

んで、ラッパケースを担いで(最終日が大阪でフルバン練習だから)午前10時に家を出発して、まずは東海道新幹線にて東京駅へ。

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そして東京駅で上越新幹線に乗り換え。初めての上越新幹線っす。そしてまず向かう先は群馬県は高崎。県庁所在地の前橋と悩んだ末、交通の便が良いので本日のお宿は高崎にしたのでした。

で、安価で済ますべく自由席の切符を購入してホームへ。そして乗るのは「上越新幹線」なのだから、

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この「Maxとき」だと思い込んでいたのですが、高崎には同じホームから先に出る北陸新幹線も停車するらしく、

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コチラの「あさま」に乗って高崎まで行く事に。ちなみに北陸新幹線も「人生初乗車」でありました。

そして1時間程度にて、

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高崎駅に到着。

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ホームを降りるとグンマーちゃんとダルマーちゃんがお出迎え。ああ、グンマー初上陸ですなあ、しみじみ。

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駅前にダルマのレリーフ。さすが高崎、めっちゃダルマ推し。

でまずは、本日のお宿の高崎駅前の東横インに荷物(=ラッパ)を預けて、兎にも角にも「初グンマーの思ひ出」を作っとかな!って事で、観光名所へ。

で、ここ高崎から一番近い群馬の観光名所をググったら、世界遺産になった「富岡製糸場」が一番近そうなので、富岡製糸場へ行く事に。

そしてその「富岡製糸場」への最寄駅は、高崎駅が始発の地元ローカル線、上信電鉄で、その上信電鉄高崎駅では、富岡製糸場の入場チケットと往復乗車券がセットになってしかもちょっとお得な乗車券が発売されているって事で、それを買う事に。

ちなみにこんな切符です。

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んで、上信電鉄高崎駅には14時40分頃到着して、次の電車の発車時刻を聞いたら15時5分。ほぼ30分待ち。時刻表を見たら1時間に2本でした。やっぱ本数が少ないっす。

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行きに乗った車両。2両編成。のどかな雰囲気。

そして40分程度の電車旅にて、富岡製糸場への最寄り駅「上州富岡駅」に到着。そこから徒歩15分程度にて、目的地の富岡製糸場に到着。

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国宝の『東置繭所』の入り口。煉瓦造りの風格ある建物。

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同じく国宝の『操糸所』の内観。

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中には自動繰糸機が展示されていました。

物珍しい機械や建物に興味津々…となりたいトコロですが、小学生の頃、撚糸工場を営む家の同級生がいて、家によく遊びに行ってまして、その家の工場の雰囲気がココと同じ感じで、物珍しさよりも懐かしい気持ちが上回ってしまったりした(笑)のでした。

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『首長館』。フランス人の指導者が住んでいた館だそうな。特別に内部も公開されていたみたいですが、辿り着いた頃は公開終了時刻の16時をちょっとだけ回っていて、中に入れーず。

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ラストに、最初に行った『東置繭所』の2階部分へ。

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ココが一番雰囲気があって良かったかも。

ちゅう事で、これにて世界遺産富岡製糸場見学終了。30分程度居ましたかな。アッサリ見学(笑)かも。まあまあでした(笑)かねえ。なーんか、子供の頃に見慣れた撚糸工場の古い版的印象で、あ、見覚えあるわーなんか懐かしいわー的感想でした。

そして行き来た道を戻って上州富岡駅へ。

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上州富岡駅にはこんなキャラクターも居てはりました。富岡市のイメージキャラクター、「お富ちゃん」だそうっす。

そして帰りの電車も発車まで30分程度の待ち時間。で、暑かったので自販機で清涼飲料水を買って、この「お富ちゃん」の背後にあるベンチに座って待機。そして発車時刻の15分前に改札に向かうと、自分が1番乗りみたいだったのですが、待機させてある車両に「冷房もつけてあるので乗って待ってもらって良いですよー」と、駅員さんが改札を通してくれたので、電車に乗って待てる事に。

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これがその電車。で、中に乗ってみたらこの車両、

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「ぐんまちゃん列車」ってヤツでした。

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天井にもぐんまちゃん。

んで発車時刻になり、40分程度にて高崎駅へ帰還。

そしてお次は、JR高崎駅から在来線の両毛線に乗って、次なる目的地へ。そこは…

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ココっす。高崎駅から7駅30分程の地、同じく群馬県伊勢崎駅

何で伊勢崎?と言いますと、ココが最寄駅となる、とある施設を見てみたかったからなのです。職場関係の施設っす。

が、事前調査では最寄駅のここJR伊勢崎駅からでもバスで15分程度掛かるらしく、それだと徒歩じゃあちょっとキツいのでバスに乗るしか手段は無く、でもそのバスもまたまた1時間に2本ペースで、これまたちょっと効率悪いなあ…と思いつつ、ふと閃いたのが「レンタサイクルとか無いかなあ」って事でした。

んでググってみると伊勢崎駅前にある私営駐輪場がレンタサイクルもやっているって事で、これはラッキーと言う事で、

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その駐輪場へ。

すると、6時間で500円のレンタサイクルをやっているけど、この時間(18時頃)からは基本的には貸し出ししていないとの話でしたが、必ず今から2時間後までに返却してくれるのならOKと言う条件にて自転車を借りられる事に。

んで、住所と名前をノートに書いて、人質代?的に2,000円を置いて(ちゃんと返しに戻ったらその2,000円が返却され、レンタル代500円を支払うシステムらしい。変なの。)いざ、チャリにて伊勢崎駅を出発。

でまあ、バスで15分だから、チャリなら倍の30分程度…とは想定しつつも、なにぶん見知らぬ地で不安なので、グーグルマップでこまめに道を確認しつつ、汗を吹き出しつつ一生懸命ペダルを漕いだ結果、

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想定時間内の40分程度にて、目的地に辿り着く事が出来ました。良かった良かった。までも40分間、必死でチャリを漕ぎましたんで疲れましたけど。(笑)

で、その目的施設の周囲ををチャリでぐるりと廻って目的達成。あとは今来た道を戻って時間内に駐輪場へチャリを返却するだけ。

その頃になるともう、日が沈みかけて薄暗くなって、それもあってか、早めに伊勢崎駅まで戻りたいと思ってしまったのか、返却時間までにはまだ1時間以上あるのにのんびりと戻らずに行きと同じペースでチャリを漕いで伊勢崎駅方面へ。

そして道中で唯一の坂道、川を渡る地点に到達。行きは下り坂だったので、当たり前ですけど帰り道は上り坂。で、借りたそのチャリには変速機が付いていたので、上り坂で楽をしようと思い、変速を軽くしようと変速機のレバーを動かした時に…悲劇は起きました。

何と、チャリのチェーンが外れました。変速機を変えた途端に衝撃と共にペダルが空回り。慌てて降りて見てみたら、チェーンが外れてギアの奥の方に食い込んでいました。素手で外すのは無理なレベル。幾度かトライしてみましたがやっぱりダメ。その間、暑いのと焦っているのとで尋常じゃない汗がダーダーと湧き出て、後頭部の髪の毛はまるで水浴びをしたかの如くビショビショ状態に。

でもう、ココで素人が素手で直すのは無理!と諦めて、残りの帰り道はチャリを降りて押しながら歩いて伊勢崎駅まで向かう事に。

んで、チェーンが外れたその地点は駅と目的地のほぼ中間地点。ちゅう事で、帰りの道の半分はチェーンの外れたチャリと言う「足かせ」付きの徒歩に。返却する約束をした時間に迫られながら、必死でなるべく早歩きにて歩き続け、その間も大量の汗を額からダラダラと流し、持っていたハンドタオルがしぼれるんじゃないか?って具合までグッショリと濡れた状態になりつつも、どうにかこうにか、返却時刻ギリギリに、無事に駐輪場に到着出来て、チャリを返却。

でもしかして、最悪チェーンを外した「修理代」を請求されるんじゃ、でもこれは不可抗力なので、そうなったらちょっとは「反論」せななあ…とか、あれこれ思い廻らせつつ返却したのですが、チャリを借りた時に貸すのを渋った神経質そうなオッチャンではなく、やさしそうなオッチャンに係員が替わっていて、修理代を請求されるどころか、「それはご迷惑をお掛けしました」と謝ってもらった上に、汗だくの私を見て冷たい麦茶を出してくれたりしたのでした。更には冷房の効いている詰所で休憩していっては?とまで言ってくれたのですが、さすがにそれは辞退して、冷たい麦茶を1杯だけ頂いて伊勢崎駅へ。

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もうすでにとっぷりと日は暮れていました。

でもまだ宿へは戻らず、もう1つ、行きたい場所っちゅうか、未踏都道府県補完旅の際には必ずセットで行う「地元ジャズ喫茶訪問」を。

でも今はお盆休み期間中で、ジャズ喫茶も休みが多くて「群馬 ジャズ喫茶」でググってみたところ、今日開いていそうなジャズ喫茶が伊勢崎と高崎の間にある、県庁所在地の前橋にあるみたいなので、

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途中下車して群馬の県庁所在地、前橋市の表玄関のJR前橋駅に。

なんかでも、県庁所在地駅にしてはひっそりとした(笑)雰囲気。高崎の方が断然栄えてましたなあ。

で、先のチャリ押し徒歩で疲弊した身体にムチ打って(笑)、そのググって出てきた前橋駅エリアのジャズ喫茶の方向へ。

そのジャズ喫茶は、前橋駅から少し離れた前橋市役所方向にあるらしく、グーグルマップに従って歩を進めると、市役所エリアに近づいたら不意に繁華街な雰囲気に。でココであ、前橋は駅前繁華街型じゃないパターンやな、つい最近だと熊本みたく、城下町が繁華街で駅はそこからちょっと離れた場所のパターンな都市って事に気が付いたのでした。

んでお目当のジャズ喫茶を探していると、不意にジャズの生演奏らしき音が聞こえて来て、パッと顔を上げてみると、

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そこがお目当のジャズ喫茶「ダウン・ビート」さんでした。なーる、夜はライブ演ってます系のジャズ喫茶だったんですねえ。で、耳をすますと聞こえて来たそのジャズは『イパネマの娘』をピアノトリオで演っている演奏で、ああ、さすがにピアノトリオを聴くべく入店するのもアレだったんで、外観だけ見て前橋駅へと戻る事に。

そして前橋駅から本日の寝床のある高崎駅へ。

時刻も21時を過ぎた頃に高崎駅へと舞い戻り、アレコレと動き回って予想外に疲れたので、高崎駅前で美味くて群馬らしい夕食でも…とか思っていた気分もすっかり失せた(笑)ので、高崎駅前のイオンでテキトーな惣菜等々を購入して宿へと帰還。

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 そして宿にチェックインして、部屋の中にて先ほど買ったテキトーな惣菜と、不意に飲みたくなって衝動買いした「群馬の地酒」セットにて晩飯兼晩酌を。

でも3本全ては当然飲めず1本だけ。真ん中の『榛名山』だけ開けて、残りの2本はお土産に。まあまあ美味かったっす、榛名山

てな感じにて、1日目のグンマーは終了。