がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

(ほぼ)おかえりなさい

Apple Musicの新譜欄にてコレを発見。

Relaxin' With Nick

Relaxin' With Nick

 

ニコラス・ペイトンの新作。ジャケットもストレート・アヘッドなジャズっぽい。ここ最近のニコラス・ペイトンは変な方向に行ってると言うか、トランペットじゃなくてピアノを本格的に弾いてたりとか、エレクトリックな方向に行ってたりとかで、あまり聴いていなかったと言うか面白くなかったので聴いていなかったのですが、なーんかこのジャケットに「ひょっとして今回はストレート・アヘッドなジャズに回帰…」的な期待を持って聴いてみたのでした。

お、1曲目、めっちゃストレートなジャズ。コレは期待が持てる!が、ラッパの音が聴こえて来ない…ああ、またピアノ弾いてはる…と、諦めかけていたら、ピアノソロの後にラッパの音が聴こえたのでした。わーパチパチ。やっぱカッコええわあ、ニコラス・ペイトンのトランペット。

までもやっぱりニコラスさん、色々と「やりたがり」なスタイルへと「進化」してはります。ピアノにキーボードに歌にトランペット。ストレートな4ビートばっかりじゃないし。個人的にはラッパ1本に戻って欲しいのではありますが、ピアノもめっちゃ上手くなってるし、ラッパも結構たくさん吹いてるから、コレはコレでなかなか好印象な作品でありました。ほぼ「おかえりなさい」かな。

あと、この作品、ベースとドラムとニコラスってトリオ編成でのライブ録音なのですが、このベースとドラムがめっちゃ良かったのです。そのお二方は、昔からお馴染みのピーター・ワシントン(b)とケニー・ワシントン(ds)の2ワシントンズ。いやあ、まだバリバリですなあ。いつまでもずーっとカッコエエっすわ、このリズム陣。尊敬します。