がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

「韓流」侮れじ(ベストセラー)

書類作成や調べ物をしていたら、予想外に時間が過ぎて夕方までずっと家に引きこもってしまったので、連日になるけど気分転換を兼ねて映画を観に行く事に決定。んで、出掛ける前に上映している作品をウェブにてチェックを。そしたらいつものミニシアターで、この『ベストセラー』と言う韓国のサスペンス・ホラー作品を1日に1回、夜の時間帯のみで上映しているのを発見。んで、その「わざわざ感」がやけに気になって、「そんなにわざわざ上映している作品なら面白いのかも…」と思って、この韓国作品を観てみる事に。…などと言いつつもこの私、韓国映画とかドラマとか、いわゆる「韓流作品」はほとんど観ておらず、むしろ勝手に敬遠傾向なのでありました。と言うのもこれまた観もせずに誠に勝手な話ですが、「韓国映画」と聞くとあの「韓流スター」に熱狂するオバサマ達のイメージが直結して、何だか脂っこい揚げ物をたらふく食べた後の「膨満感」みたいな感覚が沸き起こり、「韓国映画…うー、ちょっとクドそうかも」と、勝手に敬遠していたのでした。てな事で今回も「韓国映画だけど、いつものミニシアターがわざわざ夜だけ上映しているんだから…」と、半分だましだまし的気分にて鑑賞開始でありました。


ところが、これがまた予想外にめっちゃ面白かったのでした。いやーびっくりした。ここ最近観た映画で、1番面白かったかもしれません。まあ、後になって思えば、「仕掛け」と言うか「ネタ」としては、サスペンス・ホラー関係としては「既出」で、斬新さには欠けているのかもしれませんし、終盤の「話の〆」的部分の展開が、ちょっとミラクルかつ「力ずくでえいやー」的で、おいおいおい…って感じでしたけど、そんな点を差し引いても、久々にグイグイと引き込まれて面白かった作品でした。特に、中盤でのとある仕掛けのネタばらし部分は、個人的に秀逸でした。声こそは出しませんでしたけど、思わず口をあんぐりと空け、心の中で「えええええええ、そうなのかああああ…」と、叫んでしまいました。主演女優の鬼気迫る演技もスゲーっす。


いやあ、今までの韓国映画に対するイメージを、この作品で払拭しました。「韓流」侮れじ…ですなあ。