昨日のフルバン練習後のミーティング時に、ちょっと心をシェイクさせられる一言が。
8月に予定しているイベントの事で話し合っている中で、演奏曲でのトランペットパートのソロを誰が吹くか?を決めないと…と言う議題が。
と言うのも、今度のは特別なイベントで、助っ人で演奏してもらったりした「ウチのフルバンと縁のある方々」にゲスト出演して頂く予定に。
でもってみなさんバリバリとソロも吹ける猛者揃いなので、そりゃあもう、ゲストプレイヤーの方々にソロを吹いてもらおう、音が出なくてショボい自分が敢えてソロ吹いて、要らん恥をかくのも回避出来るしもう、渡りに船じゃわい!…って論法で、
あ、俺、全然ソロ要らんし。
と、嬉々として(笑)言い放ったら…なーんか『おいおい、それを言っちゃあ、お終いよ。』(笑)みたいな雰囲気となり、そしてバンマスがポツリと、
昔は普通にソロも吹けてたのになぁ…
と一言。
嫌味な感じも全く無い一言で、それを受けてみんなでそやったなーと昔を懐かしんでその場はサッと流れ過ぎたのですが、自分の中では地味にその一言がグワーングワーンと響いていたのでした。
そして翌日になってもまだそのグワーングワーンは残ったままで、ふと思ったのが、
元のアンブシュアにちょっとだけ戻してみよか?
って事。
この時にアンブシュアを直そう!と決意してはや7年、描いた未来予想図とは大きく外れ、未だにまともな音が出ない状況の中、『そんなんなら、元のアンブシュアに戻した方がエエんちゃうん?』と幾度か言われつつも、ソレは御法度や、禁じ手や、今までの努力に対する冒涜や…と、頑なに拒否してはいたものの、こうも鳴かず飛ばずだと流石に疲れて来た昨今でありまして。(T . T)
でも、完全に以前の粘膜奏法で、下唇の裏に下の歯が当たって下唇の裏がギザギザになってすぐにバテるような、そんなアンブシュアには戻さず、なんかハイブリッド的な、いいとこ取り的な、そんなアンブシュアへと勇気を出して「後戻り」してみようかと。
で、どう「後戻り」してみようと思っているのか?と言うと、
以前、音が出ていた頃のような、ベルがアッパー気味になる位置でマウスピースを当ててみようかと。それによって下唇の上に多少マウスピースのリムが乗ってしまうかもしれないけど、そこはあんまり気にせずに。その昔、自分のアンブシュアと似ていると思った、ウディ・ショウとかジム・ロトンディとか、そんな諸先輩を参考にしてみようかと。
でも一番目指そうと思っているお方が、
石川広行さん。同じくベルがアッパー気味で、下唇にマウスピースのリムが少し乗っかっている感じのアンブシュア。
石川さんには以前、
この時に新宿ピットインでライブを聴きに行ってお会いした際、アンブシュアの事を相談した事があって、ひょっとして石川さんも自分と同じような悩みがあるのかと思いきや、下唇の裏に下の歯が当たって下唇の裏がギザギザになってすぐにバテるとか、そんな事は全然無くて、ありゃ?と拍子抜けした事が。
なので、パッと見は似ていてもあんなにバリバリ吹ける、石川さんのようなアンブシュアを目指してみようかと思うますよ。
…また愚痴を滔々と書き綴ってしまった。