がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

日本映画の底力(悪人)

先日のモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞して話題になっている、悪人」を本日は鑑賞。
ついこの前に話題になったばかりの作品だから、平日の地方小都市郊外シネコンでもひょっとしてお客さんがいっぱいかも…」と、多少覚悟してましたけど、予想は外れていつもの「ガラ空きゆったり鑑賞」(笑)する事が出来ました。
んで、肝心の内容は?と言えば…いやあ、巷の評価通りの素晴らしい作品でありました。「鉛色」と表現するのがぴったりな、この作品の世界にぐいーっと引き込まれてしまいました。そして役者陣の演技が素晴らしい。主人公2人の演技も素晴らしいのですけど、特に素晴らしかったのが被害者の父親役の柄本明さんと犯人の祖母役の樹木希林さんの両サブキャスト陣。この人たちに脇役陣を固めてもらったらもう、間違い無いって感じであります。いやー、エエ演技しはりますわ。この両雄の演技で幾度か泣かさせて頂きました。なんか、「日本映画の底力」を観させていただけたような、そんな気分になりました。てな事で、おすすめ作品っす。