今日はまずこの訃報に驚きました。
日本のトランペット界のレジェンド、数原晋さんの訃報。
数原晋と聞いて思い出すのは、数原さんを信奉していた大学軽音ビッグバンドの先輩ですなあ。数原さんがホーン・セクションでラッパを吹いている松田聖子のコンサートの音源?を何度も聴かされた(笑)記憶が。その中の「ロックンルージュ」の間奏部分で、数原さんが通常バージョンより2オクターブほど上のハイノートで吹いてはるのを「どや!数原さんスゲーやろ!」と、我が事の様に自慢してはったのが記憶に残ってます。(笑)
そんな数原さんの訃報からしばらくしたら今度は、
ジャズ・トロンボーンのレジェンド、カーティス・フラーさんの訃報が。
カーティス・フラーさんと言えば、最初に知ったのが、
このアルバム「ブルースエット」。でもあんまり好印象じゃなかったのです。この2管フロントのもう片方がテナーのベニー・ゴルソンで、なーんか両方ともモコモコした音で冴えへんなあ…とか思ってたのでした。(笑)
そんな取っ掛かりで更に当時、そのカーティス・フラーさんは度々来日していて演奏する映像をよく観ていたのですが、その時に「気になった」のが、
ベル先に装着しているこの布製の消音器?音をマイルドにするのが目的みたいなのですが、この画像はモノクロなのでわからないですが、色がブラウンでぱっと見がキノコ(ちゅうかペラペラだからキクラゲ?)みたいでデザインチックな切り込みも入れてあって、コレを通称「毒キノコ」(笑)と呼んでいて、それがさらに印象を悪くしていたりしたのでした。
でもそんなフラーさんですが、見直したのは、
やっぱりこのアルバムを含めた「3管メッセンジャーズ」の諸作品でしょうか。いやーカッコイイっすよねえ、3管メッセンジャーズ。
そして最近ふと巡り合ってヘビロテで聴いてしまったのが、
このインパルスのリーダー作品、「ソウル・トロンボーン」。知らんかったんすよねえ、このアルバム。編成がまんま3管メッセンジャーズでカッコエエんっすわ。ラッパもフレディ・ハバードだし。特にハマったのが6曲目の「Ladie's Night」って曲。ミディアム・テンポの気持ち良い曲なんすよねー。
…なんかカーティス・フラーさんの割合が多くなってしまいました(笑)が、お二方のご冥福をお祈りいたします。