がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

壮絶な「ロードムービー」(ビヨンド・ユートピア 脱北)

週末金曜日。

で今日はチョイ久々にマチナカ映画館へ。コレを観ました。

www.youtube.com

「ビヨンド・ユートピア 脱北」っす。ドキュメンタリー作品。

こんな内容っす。

脱北を試みる家族の死と隣り合わせの旅に密着したドキュメンタリー。

これまで1000人以上の脱北者を支援してきた韓国のキム・ソンウン牧師は、幼児2人と老婆を含む5人家族の脱北を手伝うことに。キム牧師による指揮の下、各地に身を潜める50人以上のブローカーが連携し、中国、ベトナムラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す、移動距離1万2000キロメートルにもおよぶ決死の脱出作戦が展開される。

撮影は制作陣のほか地下ネットワークの人々によって行われ、一部の詳細は関係者の安全のため伏せられている。世界に北朝鮮の実態と祖国への思いを伝え続ける脱北者の人権活動家イ・ヒョンソをはじめ、数多くの脱北者やその支援者たちも登場。「シティ・オブ・ジョイ 世界を変える真実の声」のマドレーヌ・ギャビンが監督を務めた。2023年サンダンス映画祭にてシークレット作品として上映され、USドキュメンタリー部門の観客賞を受賞。

2023年製作/115分/G/アメリ
原題:Beyond Utopia
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2024年1月12日

前に予告編をココで観て、面白そうだなー、気が向いたら観てみようかなー…程度の関心度やってんけど…いやー…ちょっと…コレは…なかなか「凄い」ドキュメンタリー作品だった。

想像の上を行く壮絶さ。こんな事が未だに現代社会で起きているとは。冒頭からラストまで、ずっと壮絶なシーンの連続で、約2時間のドキュメンタリーなので、ひょっとしたら途中で眠くなるかも?と思ったりしたけど、杞憂だった。ラストまで見応えがありまくり。

特に総移動距離12,000kmに及ぶ「脱北」を追うシーンは壮絶の連続。ある意味『壮絶なロードムービー』やな、コレは…とか思ったり。

あと、とても印象的だったのは、あの壮絶な脱北ロードを経て、無事に韓国へ亡命した後の家族全員の表情が激変していた事。なんか「人間らしくなった」っちゅうか、明らかに生き生きとしていて、うわーそんなに変わるんかー…と、胸がグッと来たシーンだった。

観て損は無いドキュメンタリー作品です。