がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

知ってるつもりやった(ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅)

今日も休日恒例、映画鑑賞。今週は23日の自宅アマプラ映画鑑賞を含めると、何気に4日連続。(笑)

今日は満を持して?コレを鑑賞。

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ロイ・ハーグローヴのドキュメンタリー作品。

そうっす、

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前から公開を楽しみにしていた作品。で、17日に公開されて以降、SNSのジャズ関係諸氏からの「観に行った」報告が流れて来てまして、ソレを見ていたら居ても立っても居られなくなって(笑)、マチナカまで繰り出して上映しているいつもミニシアター系映画館へ。

で、こんな内容。

2018年に49歳で急逝した天才ジャズ・トランペッター、ロイ・ハーグローブの人生最期の夏に密着したドキュメンタリー。

1969年にテキサス州で生まれたロイ・ハーグローブは、10代でプロデビューし、ジャズの伝統を受け継いだ正統派かつエネルギッシュな演奏で瞬く間にシーンの寵児となった。ソニー・ロリンズオスカー・ピーターソンハービー・ハンコックら巨匠に起用される一方、自身のバンド「ロイ・ハーグローブ・クインテット」でも活躍。同世代のR&B/ヒップホップのアーティストたちとも交流し、ブラックミュージックの新しい潮流「ネオソウル」の創出に貢献した。

そんな華やかなキャリアの裏で病と隣り合わせの生涯を送った彼の、人生最期となった2018年夏のヨーロッパツアーに密着。ステージで命を燃やすようにトランペットを演奏する姿を克明に映し出すとともに、ロイ本人や彼の音楽仲間たちによる貴重な証言を収録した。

2022年製作/107分/G/アメリ
原題:Hargrove
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT、カルチャヴィル
劇場公開日:2023年11月17日

いやーやっぱり良かった。いきなりロイハーがホテルの部屋の窓辺?で『I'm Glad There is You』をラッパだけで演奏するオープニングシーンで、初っ端からガッツリとハートを鷲掴みされましたわ。(笑)やっぱカッコイイよなー、ロイハー。楽器も見た事ないけどインダービネンっぽい。晩年はまた戻したんかな?インダービネンに。

そして2018年の最期の欧州ツアーに密着しつつ、共演者のインタビューを交えてロイハーの歩んだ道を振り返る構成のドキュメンタリーなんだけど、コレがなかなか知っているつもりで知らんかった事が多くて衝撃でしたな。

まずは、コレはもうファン失格やけど、直接の死因が腎機能の悪化だったってのを知らんかった。てっきり薬物依存が死因だと思ってた。そっちの方もあったらしいけど、晩年はずっと人工透析をしていたのは知らんかったなあ。

そしてもう一つ知らんかったのが、評判の悪いマネージャーの存在。共演者からもボロカスに悪口言われてるし、この作品の監督とも折り合いが悪くて揉めているシーンとかあるし。そんなマネージャーが居たとは。

と、改めてロイ・ハーグローヴってジャズトランペッターの生き様を知る機会を与えてくれた、良質なドキュメンタリーだった。

なので私もロイハーの来日ライブを聴きに行った思い出を振り返ってみたりなど。

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初めてのライブ鑑賞は2016年か。この時は薬物依存で体調が悪いんだと思ってたけど、既に人工透析していたんやなあ。

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その後、そんな体調なのにロイハーは毎年来日を。でもこの年は体調が良い時のライブに「当たった」みたいで、調子の良いロイに歓喜してました。

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それから7ヶ月後に今度は初めてのRH Factorのロイハーを。ジャズじゃなかったんで心底楽しめなかったけど、ロイの調子は良さげだった。

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そして2018年3月。最期のロイのライブ鑑賞。映画で密着していた夏の欧州ツアーはこの5ヶ月後ぐらいか。そして、この時のロイはまた調子が悪そうで、ちょっと辟易してしまったんだけど、そしたら、

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その8ヶ月後に亡くなったんだよなあ。やっぱりショックだった。

と、改めてそんな「ロイ・ハーグローヴ」ってジャズトランペッターに想いを馳せるきっかけになる、良質なドキュメンタリー映画だった。