今日はアップルミュージックのオススメに表示されたコレを通勤のお供にチョイスしてみました。
- アーティスト: キャノンボール・アダレイ,ナット・アダレイ,ジョー・ザヴィヌル,ヴィクター・ガスキン,ロイ・マッカーディ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
はい、昨日の「ファンキーについての考察」が尾を引きまして、不意にオススメ表示された、キャノンボールのこの作品をチョイス。
この作品もよく「ファンキージャズ」の名盤として紹介されますが、実は今までまともに聴いた事がありませんでして、それで初めてしっかりと聴いてみようかなと。
と言いますのもこの私、ナット・アダレイ(cor)の『音』があまり好みじゃありませんでして、甲高い進軍ラッパみたくツッタカター的イメージ(失礼) な印象でしたので、好んで聴く事はありませんでして、なので、アダレイ・ブラザーズの作品も「聴かず嫌い」していたのですが、…いやあ、ちょっとイメージが変わりました、コレ聴いて。改めて聴いてみるとナット・アダレイのプレイもなかなかよろしくて、しっかりと「自分の中にあるブルース衝動を自然な形で表現」できてるなあと感心してしまったのでした。
で、予想外にも良かったので、流れで帰りのウォーキング時はこれをチョイス。
これも初めて聴きましたが、なかなか良かったです。ファンキーでした。
でふと、大学卒業旅行でのニューヨークジャズライヴハウス巡りの事を思い出しまして、実はその時、ナット・アダレイのライブを聴きに行ったのです、私。1991年の初春ですので、亡くなる10年前(ナット・アダレイは2000年に亡くなられたそうですので)ですか、確か『スイート・ベイジル』だったと記憶していますが、そこでナット・アダレイのクインテットのライブを聴いているのです。そしてさらにはライブ終了後に声を掛けてお話も出来まして、一緒に行った岡田くんと共に「自分らはトランペットを吹いている」と話したら、『おー、そうなのか!でももうニューヨークに新しいトランペッターは要らないぞ、俺の仕事が無くなっちまうから』なんて、ベタなアメリカン・ジョークを飛ばしてワハハと笑ってましたかなあ、そんな記憶が今でも残ってます。いやあ、とっても気さくなちっさいおっさんでありました、ナット・アダレイさん。
…と、そんな思い出もありながら、特段ご贔屓にはしなかった(笑)のでありますが、それから数十年後に不意に再評価する事になると言う、変なご縁でありました。