がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

さすがの「盛り」(ゴッホ展 名古屋市美術館)

本日はこの「ゴッホ展」をようやく鑑賞。開催期間の前半に前売チケットを買って観る気満々だったのですけど、気が付けば既に最終週で残り5日。って事で、終了間際で混雑しているのを覚悟で行ってみたのですが…予想通りチケット売場前に行列が出来てそれを整理する係員さんまでもが出ている始末。まあ、前売チケットを買っているのでこの行列には並ばずに済むのですけど、この調子なら館内も混雑しているんやろなあ…と思いつつ中に入ってみると、案の定の大渋滞。って事で、「観たいところは人の列に並んで近くで観て、そうでもないところは遠巻きに見てそそくさと移動」する事にして鑑賞開始。
んで私の場合、「フィンセント・ファン・ゴッホ」さんと言えば何と言ってもその昔、大学卒業旅行の際、ニューヨーク近代美術館で観た、

この『星月夜』なのでありました。間近で観たら油絵具がぶちゅーっと塗りたくられて(?)ぼこっと盛り上がっていてまるで彫刻?みたいな質感と絵の雰囲気にとにかく圧倒されて、しばらくじーっと絵の前から動かなかった記憶があります。んで今回もその圧倒されたゴッホの「盛り」(笑)が観たくて、この展覧会を楽しみにしていたのでした。で、展示順に初期の作品から鑑賞してみると、初期の頃はまだその「盛り」のスタイルでは無くてフツー(って言うのもおかしいっすケド…)な感じ。って事で序盤は遠巻きに観つつそそくさと移動。んでそのお目当ての「盛り」のスタイルが出て来たのが後期の作品からでありました。って事でそこからは人の列に並んで間近でじっくりと鑑賞。いやあ、あの『星月夜』の時までのインパクトは得られませんでしたけど、さすがの「盛り」具合な後期作品群はなかなかのもので、充分に満足させていただきました。