がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

やさしい味(かそけきサンカヨウ)

明日は有給休暇なので、1日早めの仕事帰りの映画鑑賞でもしたろか!とか思って、いつものマチナカミニシアター系映画館の上映スケジュールをチェックしたら、またもや仕事終わりの時間帯と折り合いのつかないタイムスケジュールでしか、観たい作品が上映されていない。あちゃーって事で素直に帰宅して、またまたアマプラに逃げました。

コレをオンデマンド鑑賞。

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www.youtube.com

邦画です。「かそけきサンカヨウ」。2021年の公開作品。確か例のミニシアター系映画館でも上映されてたかな。なのでこのタイトルを記憶していたのか、この作品がアマプラの「最近追加された作品」出ているのを見て、思わず観てみたくなったのでした。

タイトルじゃあ内容がさっぱりわからないと思う(笑)ので、映画.comさんの解説でも。

人気作家・窪美澄の同名短編小説を「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉監督のメガホンで映画化。高校生の陽は、幼い頃に母の佐千代が家を出て、父の直とふたり暮らしをしていた。しかし、父が再婚し、義母となった美子とその連れ子の4歳のひなたとの4人家族の新たな暮らしが始まった。そんな新しい暮らしへの戸惑いを、同じ美術部に所属する陸に打ち明ける。実の母・佐千代への思いを募らせていた陽は、絵描きである佐千代の個展に陸と一緒に行く約束をする。陽役をドラマ「ドラゴン桜」「ゆるキャン△2」などで注目され、今泉監督の「パンとバスと2度目のハツコイ」「mellow」にも出演した志田彩良、直役を井浦新が演じるほか、鈴鹿央士、石田ひかり、菊池亜希子らが顔をそろえる。

良い作品でした。観ていてすごく心が和んだなあ。女子高生の青春が描かれた内容だけど、青春モノにありがちな、コッテリな味付けじゃあなくて、和食の出汁のような、身体にやさしい味のする感じ…って変な表現やな。すんません。でもそんな感じがした。ほっこりします。

監督の演出力もあるだろうけど、俳優陣の好演が良い雰囲気にさせている気がしました。特に主人公が義母さんに「お母さんって呼んでいい?」のシーンは涙腺崩壊しました。(笑)

で、劇中ではハッキリ出て来なかった、聞き慣れないタイトル名の「かそけき」、コレをググってみたら、

かそけき
別表記:幽き

幽かであること。微妙で、淡い調子。「幽し」(かそけし)の連体形。
幽けき
読み方:かそけき
別表記:幽き

今にも消えてしまいそうなほど、薄い、淡い、あるいは仄かな様子を表す語。古語「幽けし」の連体形であり、現代でも雅な表現として用いられることがある。

www.weblio.jp

こんな意味だった。作品の世界観に合っていて、やけに納得。