さて週末金曜日。で、先日の懸案事項、
コチラのヤマジョーさんのライブは懐具合の事情優先でスッパリと諦めて(笑)、いつものミニシアアー系映画館で映画鑑賞に切り替え。しかも以前もらった無料鑑賞券を使って鑑賞をば。(笑)コレを観ました。
「ケイコ 目を澄ませて」、邦画っす。こんなあらすじ。Filmarksさんより。
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にあ る小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつも りなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書き留めた会長宛ての 手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す――。
チョイスの決め手は『聴覚障害』でした。自分も片足ならぬ片耳突っ込んでますんで。(笑)
なので題材が『聴覚障害』だと、なーんか勝手に身につまされて観たくなるんですわ。
いやあ、なかなか斬新?画期的?盲点を突いた?何と表現すれば良いのか分からないけど、のめり込んでいく作品でしたな。BGM音楽は一切排除で現場の『音』のみで構成される映像はまるでドキュメンタリーみたいでリアルに感じたなあ。
あと、現在のコロナ禍ならではっちゅうか、聴覚障害者とマスクの関係性、口元の動きで言葉を理解する聴覚障害者にとって、周りが全員マスクを着用している世界での『新たな生き辛さ』みたいなんもサラッと描かれていたりして、そんなトコロとかにも、ハッとさせられたりなど。
そして何と言っても主演の岸井ゆきのさんの体当たり演技が素晴らしかった。特に冒頭で披露される、トレーナーとのミット打ちのシーンなんか、めっちゃスピードが速くて、一体何回練習したらあんな事が出来るん?と感嘆するレベル。芸術的とも言えるミット打ちでした。舞踏芸術に見えたなー。相方のトレーナー役の俳優さんも凄いんだけど。