がんぶろ

生存記録兼報告ブログ

やるせなす(すばらしき世界)

週末金曜日。

でも今日はいつものマチナカミニシアター映画館は仕事が終わる時間と折り合いの良い、19時台からの上映作品が…ゼロ。なんじゃいそりゃー?って事で、サクッと帰宅を。

なので、その代わりにまたもやアマプラで映画鑑賞。コレを観ました。

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「すばらしき世界」っす。2021年公開の邦画作品。やー、この作品も評判が良かったので観たいと思いながら、タイミングを逸して観られへんかった作品っす。こんな内容。

「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。

2021年製作/126分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2021年2月11日

さすが、高評価だった作品だけあって面白かった。役所広司さんの演技が圧巻だった。

物語の主人公ってのが、短気で、瞬間湯沸かし器で、喧嘩っ早い元ヤクザで、自分みたいなへタレで弱気な人間には苦手な部類の人間。

そんな人ですら、時折チャーミングに見えて愛おしくなってしまうような気持ちにさせられる演技をする役所広司さんは、やっぱり

スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!

と、改めて思った作品。

他の俳優陣も良かった。仲野太賀さんに六角精児さん、そして白竜さんはハマり役(笑)だったな。

兎にも角にも役所広司さん演じる主人公の不器用な生き様が心を打たれます。後半で登場する障がい者の描き方もだけど、自分ではどうにも出来ない「やるせなさ」がテーマのひとつだったのかも。

そう言えば『やるせなす』って芸人コンビ、居たよな。(笑)